メッセージ - 20171207のエントリ

主を恐れ敬う国の莫大な祝福(2歴代誌2:1-18)
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2:3 ソロモンはまずツロのヒラムに人をつかわして言わせた、「あなたはわたしの父ダビデに、その住むべき家を建てるために香柏を送られました。どうぞ彼にされたように、わたしにもして下さい。

ユダヤ人が異邦人に対して誇っていたソロモン神殿の建材は全て、異邦に由来するものだった。
その建材の輸入をツロのヒラム王に依頼する時のソロモンの言葉には、主の御名がふんだんにあった。

2:4 見よ、わたしはわが神、主の名のために一つの家を建て、これを聖別して彼にささげ、彼の前にこうばしい香をたき、常供のパンを供え、また燔祭を安息日、新月、およびわれらの神、主の定めの祭に朝夕ささげ、これをイスラエルのながく守るべき定めにしようとしています。

私達も、イエス様を知らない人と一緒に仕事をする時、あの時のソロモンのように、立派に主をあかしする者になりたい。
立派なあかしをするためには、まず、私達が主にあって祝福されたものになるなら、人々はたやすく主は栄光あるお方であると納得できるだろうが、もし私達が主に祝福されていない状態であるなら、それはできない。
主に祝福されるには、主の御言葉を単に信じるだけでなく、それに記されている事を「守り行う」事である。
行いという「実体」が伴っていない信仰には、祝福も「実体」を伴って降りて来ない。

2:5 またわたしの建てる家は大きな家です。われらの神はすべての神よりも大いなる神だからです。
2:6 しかし、天も、諸天の天も彼を入れることができないのに、だれが彼のために家を建てることができましょうか。わたしは何者ですか、彼のために家を建てるというのも、ただ彼の前に香をたく所に、ほかならないのです。

この時のソロモンの信仰はとても健全であった事が分かる。
ソロモンは正しく主を伝えている。まさに主は「すべての神よりも大いなる神」であり、「天も、諸天の天も彼を入れることができない」、「彼のために家を建てるというのも、ただ彼の前に香をたく所に、ほかならない」のは、その通りである。
このように、正しい信仰の国に、主は、大いに祝福を注いで下さる。
アメリカは建国されてわずか200年ほどで世界一の大国に成長したのは、まさに信仰ゆえであった。
建国当初、ピューリタンの精神によって開拓され、礼拝第一の生活をし、学校では、子供達の口を通して主の祈りが捧げられていた。
その「古き良きアメリカ」の「良き」時代は、健全な信仰に基づいた生活をしていたからに他ならない。
どうして良き時代ではなくなってしまったのか。それは、信仰を離れたからに他ならない。

2:7 それで、どうぞ金、銀、青銅、鉄の細工および紫糸、緋糸、青糸の織物にくわしく、また彫刻の術に巧みな工人ひとりをわたしに送って、父ダビデが備えておいたユダとエルサレムのわたしの工人たちと一緒に働かせてください。
2:8 またどうぞレバノンから香柏、いとすぎ、びゃくだんを送ってください。わたしはあなたのしもべたちがレバノンで木を切ることをよくわきまえているのを知っています。わたしのしもべたちも、あなたのしもべたちと一緒に働かせ、
2:9 わたしのためにたくさんの材木を備えさせてください。わたしの建てる家は非常に広大なものですから。

栄光の主が祝福して下さった事を伝えた後、ソロモンは具体的な仕事の話に入る。

2:10 わたしは木を切るあなたのしもべたちに砕いた小麦二万コル、大麦二万コル、ぶどう酒二万バテ、油二万バテを与えます」。

1コルは約220リットルである。だからツロに輸出する量はかなり膨大であるが、いとも簡単にそれを輸出できる程、ソロモンの時代はふんだんに作物がとれたのだ。
列王記には、ソロモンの時代の初期はどれほど祝福された時代であるかを伺い知る事が出来る。

『ユダとイスラエルの人々は多くて、海べの砂のようであったが、彼らは飲み食いして楽しんだ。』(1列王記4:20)
ダビデ王の時代、彼がイスラエルの人口を数えようとした所、ヨアブから「どうぞあなたの神、主が、民を今よりも百倍に増してくださいますように。」と戒められたが(2サムエル記24:3)今や、その数は数えきれないほどに多くなり、それでかつ、地の産物も豊かに採れたので、食料の心配をする事なく繁栄を楽しんだ。

繁栄は、神の祝福である。
主の御声に聞き従うなら、主がそのような大きな繁栄と祝福を与えて下さる事は、主がモーセの時から示して下さった約束である。

1列王記4:20 ユダとイスラエルの人々は多くて、海べの砂のようであったが、彼らは飲み食いして楽しんだ。
・・・
 4:22 さてソロモンの一日の食物は細かい麦粉三十コル、荒い麦粉六十コル、
 4:23 肥えた牛十頭、牧場の牛二十頭、羊百頭で、そのほかに雄じか、かもしか、こじか、および肥えた鳥があった。
・・・
 4:25 ソロモンの一生の間、ユダとイスラエルはダンからベエルシバに至るまで、安らかにおのおの自分たちのぶどうの木の下と、いちじくの木の下に住んだ。

ソロモンの家で消費される小麦や牛、羊は莫大な量であったが、しかしそれでも民は重税で苦しんだのではなく、それだけ貢を収めてなお平和に飲み食いして楽しんだのだ。
民が重い取り立てで苦しみ、王だけがふんだんに飲み食いするとするなら、ただの暴君であるが、ソロモンが健全な信仰に留まっていた時は、民も王も主の祝福で豊かに潤っていたのだ。
こうして主が賜った有り余った富みによって、異邦の杉材を輸入し、そうして神殿が建てられていった。

『もしあなたが、あなたの神、主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば、あなたの神、主はあなたを地のもろもろの国民の上に立たせられるであろう。もし、あなたがあなたの神、主の声に聞き従うならば、このもろもろの祝福はあなたに臨み、あなたに及ぶであろう。あなたは町の内でも祝福され、畑でも祝福されるであろう。またあなたの身から生れるもの、地に産する物、家畜の産むもの、すなわち牛の子、羊の子は祝福されるであろう。またあなたのかごと、こねばちは祝福されるであろう。あなたは、はいるにも祝福され、出るにも祝福されるであろう。』(申命記28:1-6)
祝福される条件は、「主の声によく聞き従い、わたしが、きょう、命じるすべての戒めを守り行うならば」である。
そうするなら、次の祝福が待っている。

2:11 そこでツロの王ヒラムは手紙をソロモンに送って答えた、「主はその民を愛するゆえに、あなたを彼らの王とされました」。
2:12 ヒラムはまた言った、「天地を造られたイスラエルの神、主はほむべきかな。彼はダビデ王に賢い子を与え、これに分別と知恵を授けて、主のために宮を建て、また自分のために、王宮を建てることをさせられた。

ソロモンの申し出に、異邦の王ヒラムは喜び、主(エホバ)の御名を誉め称えた。
これは、ソロモンが主を正しくあかしした故だ。
私達も正しく主の御力と栄光と、そして主が為してくださったあらゆる良き事を人々にあかしする時、人々は喜びをもって、私達と交わりを持ちたいと願うようになるのだ。

2:13 いまわたしは達人ヒラムという知恵のある工人をつかわします。
2:14 彼はダンの子孫である女を母とし、ツロの人を父とし、金銀、青銅、鉄、石、木の細工および紫糸、青糸、亜麻糸、緋糸の織物にくわしく、またよくもろもろの彫刻をし、意匠を凝らしてもろもろの工作をします。彼を用いてあなたの工人およびあなたの父、わが主ダビデの工人と一緒に働かせなさい。

神殿の建材は全て、異邦に由来するもので、その匠の技もまた、異邦人とユダヤ人のハーフの手によって提供された。
元々、神殿も救いもユダヤ人だけのものではなく、異邦人にも及んでいくべきものだった。
ダビデの子ソロモンを通して、全世界にイスラエルの神が高められ、救いが全世界に入っていくはずだった。
しかしソロモンの人生の後半、彼は主に逆らってしまい、それが果たされなかった。

2:17 そこでソロモンはその父ダビデが数えたようにイスラエルの国にいるすべての他国人を数えたが、合わせて十五万三千六百人あった。
2:18 彼はその七万人を荷を負う者とし、八万人を山で木や石を切る者とし、三千六百人を民を働かせる監督者とした。

異邦人が重労働に徴用されているが、1列王記5章を見ると、その労働条件はなんと、3ヶ月ローテーションの中で1ヶ月だけ働き、後の2ヶ月は休む、という素晴らしい労働条件だ。
日本では、「年間休日数」として120日という数字はよく見るが、当時のイスラエルは、異邦人の労働条件さえもそれが逆転し、「年間労働日数」が120日くらいなのだ。
それだけ働いても充分労働者の生活が賄われるほどの報酬が払われていたのだろう。
労働条件までも、祝福につぐ祝福である。

異邦人たちは、イスラエルの民が、主に祝福されている有様を見、彼らを祝福してくださった主を誉めたたえ、共に主の事業に参加した。
こうして主に祝福された神の民イスラエルの富は、世界へと流し出され、こうして、全世界に主の栄光と富が、主のおしえと救いが、さらに流れて行くはずだった。
ところがソロモンは途中から主から離れ、女達にそそのかされ、偶像礼拝へと落ちて行ってしまい、主の人類救済のご計画が果たされるのは、もっと後押しになってしまった。
人は何度、主を残念がらせただろう。

元々、ソロモンに祝福が与えられたきっかけは、彼が「聞き従う(シェマー)」心を求めたからだった。
私達は常に主に聞き従う心をキープし、ますます祝福されて行く者でありたい。

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