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メッセージ - 講解説教(旧約)カテゴリのエントリ

イザヤ書 講解説教メッセージ
主の器をになう者達が為すべき事 - そこを出よ、汚れたものに触れるな、身をきよめよ(イザヤ52:7-12)
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礼拝の再建から始まる祝福(2列王記12:1-16)
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12:1 ヨアシはエヒウの第七年に位につき、エルサレムで四十年の間、世を治めた。その母はベエルシバの出身で、名をヂビアといった。
12:2 ヨアシは一生の間、主の目にかなう事をおこなった。祭司エホヤダが彼を教えたからである。

ヨアシュは、祭司エホヤダが生きている間、主の目に叶う事を行った。しかし、エホヤダが死んだ後は、そうでなかった。
優れた霊的指導者が生きている間は、良き指導者、良き礼拝者になっているとしても、もし、主を恐れずに人を恐れ、ただ習慣から礼拝している「ふり」を何十年も行っているとしたなら、その指導者がいなくなったとたん、誠実をもって礼拝する事を止めてしまう者もいる。
私達は、人を恐れるのでなく主をおそれ、また、礼拝を捧げる事においても、主を敬う心をいつももって礼拝をささげるべきである。

12:3 しかし高き所は除かなかったので、民はなおその高き所で犠牲をささげ、香をたいた。
高き所では、主を礼拝する所もあったが、異教の祭儀もまた行われ、その区別がつきにくくなっていた。いずれにせよ、御言葉によると、当時、主を礼拝する所は、エルサレムの神殿である事には、かわりは無い。
高き所が取り除かれるのは、ヒゼキヤの時代まで待たなくてはならない。

12:4 ヨアシは祭司たちに言った、「すべて主の宮に聖別してささげる銀、すなわちおのおのが課せられて、割当にしたがって人々の出す銀、および人々が心から願って主の宮の持ってくる銀は、
12:5 これを祭司たちがおのおのその知る人から受け取り、どこでも主の宮に破れの見える時は、それをもってその破れを繕わなければならない」。

ヨアシュは、祭司たちが人々から受ける銀を用いて主の神殿を補修するように命じた。
主の宮は、ずっと荒らされたままだったのだ。なぜなら、ヨアシュの祖母アタルヤが女王の座についていた時、アタルヤとその子たちが主の宮を打ち壊し、主の宮の聖なるものをバアルのために用いていたからである。(2歴代誌24:7)
これは、良い事である。
おそらく、ヨアシュの背後で祭司エホヤダの指導があったものと思われる。(2歴代誌24:16)

12:6 ところがヨアシ王の二十三年に至るまで、祭司たちは主の宮の破れを繕わなかった。
12:7 それで、ヨアシ王は祭司エホヤダおよび他の祭司たちを召して言った、「なぜ、あなたがたは主の宮の破れを繕わないのか。あなたがたはもはや知人から銀を受けてはならない。主の宮の破れを繕うためにそれを渡しなさい」。
12:8 祭司たちは重ねて民から銀を受けない事と、主の宮の破れを繕わない事とに同意した。

祭司たちは、受け取るお金を、主の宮を補修する事に用いないでいた。
そこでヨアシュは、祭司たちがお金を人々から受け取る事を禁じ、彼らを主の宮の工事の責任から外した。

12:9 そこで祭司エホヤダは一つの箱を取り、そのふたに穴をあけて、それを主の宮の入口の右側、祭壇のかたわらに置いた。そして門を守る祭司たちは主の宮にはいってくる銀をことごとくその中に入れた。
12:10 こうしてその箱の中に銀が多くなったのを見ると、王の書記官と大祭司が上ってきて、主の宮にある銀を数えて袋に詰めた。
12:11 そしてその数えた銀を、工事をつかさどる主の宮の監督者の手にわたしたので、彼らはそれを主の宮に働く木工と建築師に払い、
12:12 石工および石切りに払い、またそれをもって主の宮の破れを繕う材木と切り石を買い、主の宮を繕うために用いるすべての物のために費した。

祭司エホヤダは、献金箱をつくり、その中に納められる銀をもって、主の宮の工事のために用いた。
こうして、ヨシャパテ以来、おろそかになっていた主の宮の建て直しが行われた。

主の宮が、すなわち、礼拝が破綻したままの状態では、何をしても栄えない。
ハガイ書で次のように書いてある通りである。

ハガイ1:4 「主の家はこのように荒れはてているのに、あなたがたは、みずから板で張った家に住んでいる時であろうか。
1:5 それで今、万軍の主はこう言われる、あなたがたは自分のなすべきことをよく考えるがよい。
1:6 あなたがたは多くまいても、取入れは少なく、食べても、飽きることはない。飲んでも、満たされない。着ても、暖まらない。賃銀を得ても、これを破れた袋に入れているようなものである。
1:7 万軍の主はこう言われる、あなたがたは、自分のなすべきことを考えるがよい。
1:8 山に登り、木を持ってきて主の家を建てよ。そうすればわたしはこれを喜び、かつ栄光のうちに現れると主は言われる。
1:9 あなたがたは多くを望んだが、見よ、それは少なかった。あなたがたが家に持ってきたとき、わたしはそれを吹き払った。これは何ゆえであるかと、万軍の主は言われる。これはわたしの家が荒れはてているのに、あなたがたは、おのおの自分の家の事だけに、忙しくしている。
1:10 それゆえ、あなたがたの上の天は露をさし止め、地はその産物をさし止めた。
1:11 また、わたしは地にも、山にも、穀物にも、新しい酒にも、油にも、地に生じるものにも、人間にも、家畜にも、手で作るすべての作物にも、ひでりを呼び寄せた」。

私たちの中の、主を礼拝する心は破綻していないだろうか。破綻したままで、板張りの家に住もうとしていないだろうか。
それでは、稼いでも稼いでも、穴のあいた財布に入れるかのように出費がかさみ、満足いく衣食住が備えられず、何をしても栄えないのだ。
しかし、主を敬う心をもって礼拝を建てなおすなら、主はその時以来、祝福を命じられる。

ハガイ2:15 今、あなたがたはこの日から、後の事を思うがよい。主の宮で石の上に石が積まれなかった前、あなたがたは、どんなであったか。
2:16 あの時には、二十枡の麦の積まれる所に行ったが、わずかに十枡を得、また五十桶をくもうとして、酒ぶねに行ったが、二十桶を得たのみであった。
2:17 わたしは立ち枯れと、腐り穂と、ひょうをもってあなたがたと、あなたがたのすべての手のわざを撃った。しかし、あなたがたは、わたしに帰らなかったと主は言われる。
2:18 あなたがたはこの日より後、すなわち、九月二十四日よりの事を思うがよい。また主の宮の基をすえた日から後の事を心にとめるがよい。
2:19 種はなお、納屋にあるか。ぶどうの木、いちじくの木、ざくろの木、オリブの木もまだ実を結ばない。しかし、わたしはこの日から、あなたがたに恵みを与える」。

取り除かれた悪い世代、しかし再び湧き起こる悪の世代(2列王記11:13-21)
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11:13 アタリヤは近衛兵と民の声を聞いて、主の宮に入り、民のところへ行って、
11:14 見ると、王は慣例にしたがって柱のかたわらに立ち、王のかたわらには大将たちとラッパ手たちが立ち、また国の民は皆喜んでラッパを吹いていたので、アタリヤはその衣を裂いて、「反逆です、反逆です」と叫んだ。

彼女は「反逆」だと叫んだが、元々、反逆したのは彼女の側だった。
イスラエルにおいてはダビデの家でない者が、それも女が王の座に座す事は不当な事であるが、ダビデの血筋をひいたヨアシュが慣例に従って王の座に座す事は実に正統な事だ。

11:15 その時祭司エホヤダは軍勢を指揮していた大将たちに命じて、「彼女を列の間をとおって出て行かせ、彼女に従う者をつるぎをもって殺しなさい」と言った。これは祭司がさきに「彼女を主の宮で殺してはならない」と言ったからである。
11:16 そこで彼らは彼女を捕え、王の家の馬道へ連れて行ったが、彼女はついにそこで殺された。

こうして、南ユダ王国からダビデの血を絶やそうとたくらみ、自ら女王の座に6年間ついたアタルヤは殺された。
邪悪な手段によって得た富、権力は、結局呪われたものであり、反逆によって得た座は、反逆によって奪い去られるのである。

11:17 かくてエホヤダは主と王および民との間に、皆主の民となるという契約を立てさせ、また王と民との間にもそれを立てさせた。
11:18 そこで国の民は皆バアルの宮に行って、これをこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マッタンをその祭壇の前で殺した。そして祭司は主の宮に管理人を置いた。
11:19 次いでエホヤダは大将たちと、カリびとと、近衛兵と国のすべての民を率いて、主の宮から王を導き下り、近衛兵の門の道から王の家に入り、王の位に座せしめた。
11:20 こうして国の民は皆喜び、町はアタリヤが王の家でつるぎをもって殺されてのち、おだやかになった。
11:21 ヨアシは位についた時七歳であった。

平穏が戻ってきた。悪人が死に、良い王が建てられると人々は喜ぶのである。

ヨシャパテが彼の子・ヨラムを、アハブとイゼベルの間に生まれた娘アタルヤと、政略結婚させた時以来、はびこってしまった南ユダ王国の悪の習慣は、こうして取り除かれた。
神殿で6年間養われたヨアシュという7歳の、悪の習慣を全く知らない王によって、これから南ユダ王国は主に従って忠実に歩んで行くようにと、主がすべてお膳立てして下さったのだ。

しかし、残念な事に、ヨアシュは祭司エホヤダが死んでからは、悪の道に入ってしまう。
ヨアシュの父はアヤズヤであり、アヤズヤの母やアタルヤ、そしてその父母はアハブ・イゼベルである。
結局、南ユダ王国にはこの時以来、邪悪な者の血が混じってしまい、その血は争えない、という事だろうか。

主は、人の中に悪がはびこり、人の力ではどうしようもなくなってしまった時に悪の世代を刷新し、全く新しい主に従う世代を起こされる事を、たびたび人類歴史で起こされたが、その都度、人の側はその主が建ててくださったお膳立てをひっくり返し、主を悲しませて来た。

『ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人々を石で打ち殺す者よ。ちょうどめんどりが翼の下にひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった。見よ、おまえたちの家は見捨てられてしまう。わたしは言って置く、『主の名によってきたるものに、祝福あれ』とおまえたちが言う時の来るまでは、再びわたしに会うことはないであろう」。』(ルカ13:34-35)

しかしそのような中でも、主に立ち返り主に忠実に仕える人は残されており、彼らは永遠に変わらない栄光を受けるのである。
イエス、彼こそ、全て呪われた血筋から勝利する源である。
ヨハネ1:12 しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
1:13 それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。

切り倒された邪悪な者の大木、そして、エッサイの根株から生え出た新芽(2列王記11:1-12)
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11:1 さてアハジヤの母アタリヤはその子の死んだのを見て、立って王の一族をことごとく滅ぼしたが、

南ユダ王国の歴史の中で、7年間、ダビデ王家でない者、それも、女が、ダビデの家をほぼ根絶やしにして王座に立ち、支配した事があった。
それはこの、イゼベルとアハブの娘・アタリヤによってであった。
主を恐れ敬う人ば見るなら、絶望の7年間であったかもしれないが、主は、ダビデ王家を全滅から守って下さった。

11:2 ヨラム王の娘で、アハジヤの姉妹であるエホシバはアハジヤの子ヨアシを、殺されようとしている王の子たちのうちから盗み取り、彼とそのうばとを寝室に入れて、アタリヤに隠したので、彼はついに殺されなかった。
11:3 ヨアシはうばと共に六年の間、主の宮に隠れていたが、その間アタリヤが国を治めた。

主の憐れみにより、生まれたばかりの乳飲み子ヨアシュが守られ、主の宮の中に匿われ、こうしてダビデの王家は立たれる事は無かった。
一見すると、なんと邪悪な事が沸き起こっているのだろう、と思える時代ではあるが、しかしこれは、実に、主の導きである。

南ユダ王国は、ヨシャパテ王が彼の子を北イスラエル王国と政略結婚によって連合さた時以降、南ユダ王国は堕落の道を辿りはじめていた。
結婚相手には気をつけるべきである事を常日頃メッセージしている。
ノアの時代は、神の子達が人の娘の美しいのを見て、純潔な血筋が失われ、そうしてネフィリムが生まれ、暴虐が全人類に増し加わり、もはや純潔を保っているのはノア一家だけになってしまった時、神は洪水を起こし、こうして世界はひと度リセットされた。

この列王記の時代、一見するとアタルヤの好き勝手により南ユダ王国が虐殺して悪が勝利しているかのように見えても、実はこれによって、主を敬わない邪悪な世代が増えていく事を阻止し、ひと度リセットされたのだ。
こうして一人の、まだ右も左もわきまえな赤ちゃんが主の宮で7年間養われ、不遜な思想に基づいた教えを一切受けない、ただ主の教えを主の宮で7年間受けた幼子が次期の王として用意される。これはまさに主の手による事だ。

イザヤ 11:1 エッサイの株から一つの芽が出、その根から一つの若枝が生えて実を結び、
 11:2 その上に主の霊がとどまる。これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、主を知る知識と主を恐れる霊である。
これはエッサイの子ダビデの子孫からキリストが誕生する事の預言であるが、不遜に大きく育ってしまった大木は切り倒され、その残った切り株、そこから若枝が生え出て、全く新しく、主の御目に適った成長をして行くのである。


11:4 第七年になってエホヤダは人をつかわして、カリびとと近衛兵との大将たちを招きよせ、主の宮にいる自分のもとにこさせ、彼らと契約を結び、主の宮で彼らに誓いをさせて王の子を見せ、
11:5 命じて言った、「あなたがたのする事はこれです、すなわち、安息日に非番となって王の家を守るあなたがたの三分の一は、
11:6 宮殿を守らなければならない。(他の三分の一はスルの門におり、三分の一は近衛兵のうしろの門におる)。
11:7 すべて安息日に当番で主の宮を守るあなたがたの二つの部隊は、
11:8 おのおのの武器を手に取って王のまわりに立たなければならない。すべて列に近よる者は殺されなければならない。あなたがたは王が出る時にも、はいる時にも王と共にいなければならない」。

祭司エホヤダは、この正統なダビデの子孫が王座につけるように、6年間、着実に準備を整え、王につく人をあらかじめ定めて行った。

11:9 そこでその大将たちは祭司エホヤダがすべて命じたとおりにおこなった。すなわち彼らはおのおの安息日に非番となる者と、安息日に当番となる者とを率いて祭司エホヤダのもとにきたので、
11:10 祭司は主の宮にあるダビデ王のやりと盾を大将たちに渡した。
11:11 近衛兵はおのおの手に武器をとって主の宮の南側から北側まで、祭壇と宮を取り巻いて立った。
11:12 そこでエホヤダは王の子をつれ出して冠をいただかせ、律法の書を渡し、彼を王と宣言して油を注いだので、人々は手を打って「王万歳」と言った。

こうして、以前の不当な者共は邪悪な者達は、同士討ちによって滅び去り、不当な女による7年間の支配は終わり、主の宮で育てられた新しい王が誕生した。
これはまさしく主の導きによるものである。
この終わりの時代においても、主はこのような若枝を残しておられる。

イザヤ書 講解説教メッセージ
さめよ、さめよ。(イザヤ52:1-6)
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うそによって真理を立てる事は出来ない(2列王記10:18-36)
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10:18 次いでエヒウは民をことごとく集めて彼らに言った、「アハブは少しばかりバアルに仕えたが、エヒウは大いにこれに仕えるであろう。
10:19 それゆえ、今バアルのすべての預言者、すべての礼拝者、すべての祭司をわたしのもとに召しなさい。ひとりもこない者のないようにしなさい。わたしは大いなる犠牲をバアルにささげようとしている。すべてこない者は生かしておかない」。しかしエヒウはバアルの礼拝者たちを滅ぼすために偽ってこうしたのである。
10:20 そしてエヒウは「バアルのために聖会を催しなさい」と命じたので、彼らはこれを布告した。

エフーは、それまで主に言われた通り熱心に物事を実行していた、と思ったら、突然、びっくりするような事を言った。自分は大いにバアルに仕える、と。
もっともそれは、バアルの礼拝者を全て滅ぼすためだが、それは、偽りによってであった。
また、19節で「生かしておかない」

10:21 エヒウはあまねくイスラエルに人をつかわしたので、バアルの礼拝者たちはことごとく来た。こないで残った者はひとりもなかった。彼らはバアルの宮にはいったので、バアルの宮は端から端までいっぱいになった。
10:22 その時エヒウは衣装をつかさどる者に「祭服を取り出してバアルのすべての礼拝者に与えよ」と言ったので、彼らのために祭服を取り出した。
10:23 そしてエヒウはレカブの子ヨナダブと共にバアルの宮に入り、バアルの礼拝者たちに言った、「調べてみて、ここにはただバアルの礼拝者のみで、主のしもべはひとりも、あなたがたのうちにいないようにしなさい」。
10:24 こうして彼は犠牲と燔祭とをささげるためにはいった。さてエヒウは八十人の者を外に置いて言った、「わたしがあなたがたの手に渡す者をひとりでも逃す者は、自分の命をもってその人の命に換えなければならない」。

嘘によって真実を貫こうとするのは結局、嘘である。
彼は、王になったはじめに、嘘によって始めた。また、「生かしておかない」「命に換えなければならない」と、脅し文句によって。
確かに、人はエフーを恐れ、言うことは聞き従うだろう。しかし、人々の心は彼を好き好んで従うだろうか。恐れおののきがあるから、仕方なく従うしかない。そのようなトップによる支配は、非常に危ういものである。

ダビデは全イスラエルの王になる前、サウル家で実権を握っていたアブネルが、部下のヨアブによって謀殺されてしまった時、自分はそのような卑怯な謀殺には関わっていなかった、と、はっきり全イスラエルに宣言し、正統にアブネルのために葬儀を催し、アブネルのために哀歌をつくり、その事をしたヨアブを呪う言葉を公にした。(2サムエル記3章)

ダビデは、悪がはびこった時、それを無視したり放置したり、単に蓋をするのでなく、真正面から向き合い、自分は悪に加担しない者むしろ悪を憎む者である事を公にした。もし悪が湧き起きた時に放置しているなら、悪は調子にのって、さらにその人をあざけり、支配しようとして来るものだ。
そういうわけで、人々は、ダビデが王になる事に安心したのだ。
エフーのやり方は、その真逆である。嘘と脅しによって支配するような王権は、人々はついて行けず、安心できず、続いても4代どまりである。

箴言11:1 偽りのはかりは主に憎まれ、正しいふんどうは彼に喜ばれる。
11:2 高ぶりが来れば、恥もまた来る、へりくだる者には知恵がある。
11:3 正しい者の誠実はその人を導き、不信実な者のよこしまはその人を滅ぼす。


2列王記10:25 こうして燔祭をささげることが終ったとき、エヒウはその侍衛と将校たちに言った、「はいって彼らを殺せ。ひとりも逃がしてはならない」。侍衛と将校たちはつるぎをもって彼らを撃ち殺し、それを投げ出して、バアルの宮の本殿に入り、
10:26 バアルの宮にある柱の像を取り出して、それを焼いた。
10:27 また彼らはバアルの石柱をこわし、バアルの宮をこわして、かわやとしたが今日まで残っている。
10:28 このようにエヒウはイスラエルのうちからバアルを一掃した。

エフーの馬の御し方は「狂ったような」御し方とかつて言われたが(9:20)、エフーの「熱心」は、狂気とも見えるやり方である。
しかし、それは正しい知識に基づく熱心ではなかった。
彼は、自分は熱心と思っても、御言葉に基づかずに行ってしまった。それは次の節を見ればわかる。

10:29 しかしエヒウはイスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤラベアムの罪、すなわちベテルとダンにある金の子牛に仕えることをやめなかった。

ヤロブアムは金の子牛に主エホバに関連付けさせ、子牛を拝むものは主を拝むものとしたが、それは御言葉の知識がある者が見ればとんでもない事だと分かる。
正しい知識に基づかない熱心は、逆にその身を滅ぼすものとなってしまう。(箴言19:2、ローマ10:2)
真実のためだという事で嘘をついたり、悪を滅ぼすためだと言って裏切りを手段とするなら、その場はうまく収められてもしこりが残り、そのしこりが後に本人自身を滅ぼすものとなってしまうのだ。

10:30 主はエヒウに言われた、「あなたはわたしの目にかなう事を行うにあたって、よくそれを行い、またわたしの心にあるすべての事をアハブの家にしたので、あなたの子孫は四代までイスラエルの位に座するであろう」。
10:31 しかしエヒウはイスラエルの神、主の律法を心をつくして守り行おうとはせず、イスラエルに罪を犯させたヤラベアムの罪を離れなかった。

ここに主の評価がある。
エフーは、アハブの家を根絶やしにした事に関しては主の目にかなう事を行った。
しかし、彼は「主の律法を心をつくして守りおこなおうとは」しなかった。
主の御言葉から外れた熱心、それは結局身を滅ぼすものである。その証拠に次の事が起きている。

10:32 この時にあたって、主はイスラエルの領地を切り取ることを始められた。すなわちハザエルはイスラエルのすべての領域を侵し、
10:33 ヨルダンの東で、ギレアデの全地、カドびと、ルベンびと、マナセびとの地を侵し、アルノン川のほとりにあるアロエルからギレアデとバシャンに及んだ。
10:34 エヒウのその他の事績と、彼がしたすべての事およびその武勇は、ことごとくイスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。
10:35 エヒウはその先祖たちと共に眠ったので、彼をサマリヤに葬った。その子エホアハズが代って王となった。
10:36 エヒウがサマリヤでイスラエルを治めたのは二十八年であった。

エフーの王権は二十八年、そんなに長くない年月である。
エフーは、主に逆らうアハブの家と南ユダ王国の王にはいとも簡単に勝利したが、異邦の王には勝利できず、徐々にイスラエルの領土は侵食されて行ってしまった。
それは、主の御言葉どおり歩まないからだ。

あの人はあんなに熱心なのにどうして栄えないのだろう、と思われる時、私たちは御言葉どおり行っているかどうかを、まず点検すべきである。

1ペテロ2:1 だから、あらゆる悪意、あらゆる偽り、偽善、そねみ、いっさいの悪口を捨てて、
2:2 今生れたばかりの乳飲み子のように、混じりけのない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育ち、救に入るようになるためである。

 

汚れたものを除き去れ(2列王記10:1-17)
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10:1 アハブはサマリヤに七十人の子供があった。エヒウは手紙をしたためてサマリヤに送り、町のつかさたちと、長老たちと、アハブの子供の守役たちとに伝えて言った、
10:2 「あなたがたの主君の子供たちがあなたがたと共におり、また戦車も馬も、堅固な町も武器もあるのだから、この手紙があなたがたのもとに届いたならば、すぐ、
10:3 あなたがたは主君の子供たちのうち最もすぐれた、最も適当な者を選んで、その父の位にすえ、主君の家のために戦いなさい」。

エフーは首都サマリヤの主だった人達に、挑戦状を叩きつけた。
首都サマリヤにはアハブの子70人がおり、城壁も武器も、戦車や馬もあり、人材も物資も豊富にあったにもかかわらず。
とても大胆である。彼は主の御旨に適った道から外れないままでいるなら、向かう所敵なしである事をよく知っていたのだ。

10:4 彼らは大いに恐れて言った、「ふたりの王たちがすでに彼に当ることができなかったのに、われわれがどうして当ることができよう」。
10:5 そこで宮廷のつかさ、町のつかさ、長老たちと守役たちはエヒウに人をつかわして言った、「わたしたちは、あなたのしもべです。すべてあなたが命じられる事をいたします。わたしたちは王を立てることを好みません。あなたがよいと思われることをしてください」。

大きな恐れが、サマリヤに臨んだ。主を畏れ敬う者に対しては、周りの敵は恐れおののき、その人に従うようになる事はモーセの時代から告げられていた事である。
申命記28:7 敵が起ってあなたを攻める時は、主はあなたにそれを撃ち敗らせられるであろう。彼らは一つの道から攻めて来るが、あなたの前で七つの道から逃げ去るであろう。
28:8 主は命じて祝福をあなたの倉と、あなたの手のすべてのわざにくだし、あなたの神、主が賜わる地であなたを祝福されるであろう。
28:9 もし、あなたの神、主の戒めを守り、その道を歩むならば、主は誓われたようにあなたを立てて、その聖なる民とされるであろう。
28:10 そうすれば地のすべての民は皆あなたが主の名をもって唱えられるのを見てあなたを恐れるであろう。

実際、ヨシュアの時代のイスラエルは、向かう所敵なしだった。
イスラエルは元々、彼の先祖は長らく奴隷で、そこから急いで出てきたので、武器も無かった。対するカナンは弱肉強食の中で鍛えられた人々だった。
明らかに不利だったにもかかわらず、ヨシュア達が勝利に勝利を重ねた理由は、彼らは、主の言葉どおり行ったからである。
主が「行け」と言われたから行き、「滅ぼせ」と言われたから、たとえ強い敵でも滅ぼし尽くした事が出来たのだ。

10:6 そこでエヒウは再び彼らに手紙を書き送って言った、「もしあなたがたが、わたしに味方し、わたしに従おうとするならば、あなたがたの主君の子供たちの首を取って、あすの今ごろエズレルにいるわたしのもとに持ってきなさい」。そのころ、王の子供たち七十人は彼らを育てていた町のおもだった人々と共にいた。
10:7 彼らはその手紙を受け取ると、王の子供たちを捕えて、その七十人をことごとく殺し、その首をかごにつめて、エズレルにいるエヒウのもとに送った。
10:8 使者が来て、エヒウに告げ、「人々が王の子供たちの首を持ってきました」と言うと、「あくる朝までそれを門の入口に、ふた山に積んでおけ」と言った。

主がエフーに油を注がれた時、主は確かにアハブの家に属する者共は殺せ、と言った。(9:7-8)
しかし、首を翌朝まで晒しておく行いは残虐である。

私達は、主の御声に聞き従う事は学ぶべきだが、残虐さは学ぶべきではない。
私達の中に、主に喜ばれない邪悪な、みだらな思いや行動パターンがあるとするなら、それは徹底的に滅ぼし尽くす事を、学ぶべきである。

10:9 朝になると、彼は出て行って立ち、すべての民に言った、「あなたがたは正しい。主君にそむいて彼を殺したのはわたしです。しかしこのすべての者どもを殺したのはだれですか。
10:10 これであなたがたは、主がアハブの家について告げられた主の言葉は一つも地に落ちないことを知りなさい。主は、そのしもべエリヤによってお告げになった事をなし遂げられたのです」。
10:11 こうしてエヒウは、アハブの家に属する者でエズレルに残っている者をことごとく殺し、またそのすべてのおもだった者、その親しい者およびその祭司たちを殺して、彼に属する者はひとりも残さなかった。

こうして主がエリヤの時代から言われていた御言葉は成就し、アハブの家に属する者はことごとく滅ぼされた。
アハブはエリヤの言葉を聞いた時、主の前にへりくだりを見せた故にアハブの時代に滅ぼされる事はなかったが、その子の代になっても悔い改める事なく、悪の道に歩んだ。だから滅ぼされてしまったのだ。
もし、悔い改めて主に立ち帰っていたなら、主は、災いは思い直される。

10:15 エヒウはそこを立って行ったが、自分を迎えにきたレカブの子ヨナダブに会ったので、彼にあいさつして、「あなたの心は、わたしがあなたに対するように真実ですか」と言うと、ヨナダブは「真実です」と答えた。するとエヒウは「それならば、あなたの手をわたしに伸べなさい」と言ったので、その手を伸べると、彼を引いて自分の車に上らせ、
10:16 「わたしと一緒にきて、わたしが主に熱心なのを見なさい」と言った。そして彼を自分の車に乗せ、
10:17 サマリヤへ行って、アハブに属する者で、サマリヤに残っている者をことごとく殺して、その一族を滅ぼした。主がエリヤにお告げになった言葉のとおりである。
ここにレカブの子ヨナダブという人物が出てくる。
彼の名はずっと後、エレミヤの時代に登場する。その子孫たちは、レカブの子ヨナダブの言葉をずっと守り続けて来たのだ。

エレミヤ35:5 わたしはレカブびとの前に酒を満たしたつぼと杯を置き、彼らに、「酒を飲みなさい」と言ったが、
 35:6 彼らは答えた、「われわれは酒を飲みません。それは、レカブの子であるわれわれの先祖ヨナダブがわれわれに命じて、『あなたがたとあなたがたの子孫はいつまでも酒を飲んではならない。
35:7 また家を建てず、種をまかず、またぶどう畑を植えてはならない。またこれを所有してはならない。あなたがたは生きながらえる間は幕屋に住んでいなさい。そうするならば、あなたがたはその宿っている地に長く生きることができると言ったからです』。
35:8 こうしてわれわれは、レカブの子であるわれわれの先祖ヨナダブがすべて命じた言葉に従って、われわれも、妻も、むすこ娘も生きながらえる間、酒を飲まず、
35:9 住む家を建てず、ぶどう畑も畑も種も持たないで、
35:10 幕屋に住み、すべてわれわれの先祖ヨナダブがわれわれに命じたところに従い、そのように行いました。

彼らは酒を飲まず、定住する家や畑を持たずに、悪い時代の中にあっても時代に染まらず、ずっと自らをきよく保ち続けてきた。
それで、彼らは主の好意を得た。
エレミヤ 35:18 ところでエレミヤはレカブびとの家の人々に言った、「万軍の主、イスラエルの神はこう仰せられる、あなたがたは先祖ヨナダブの命に従い、そのすべての戒めを守り、彼があなたがたに命じた事を行った。
35:19 それゆえ、万軍の主、イスラエルの神はこう言われる、レカブの子ヨナダブには、わたしの前に立つ人がいつまでも欠けることはない」。

エフーの子孫は4代しか続かなかったが、ヨナダブの子孫はずっと続いた。それは、悪い時代であったとしてもずっと純潔を守ってきたからだ。
私達もこの邪悪な時代に染まる事なく、主に対する純潔を保ち、主から覚えられ守られる者でありたい。

ことごとく主に逆らって来たイゼベルの悲惨な最後(2列王記9:30-37)
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9:30 エヒウがエズレルにきた時、イゼベルはそれを聞いて、その目を塗り、髪を飾って窓から望み見たが、
9:31 エヒウが門にはいってきたので、「主君を殺したジムリよ、無事ですか」と言った。

主に背いていた二人の王を滅ぼしたエフーは、イゼベルのいるイズレエルの塔のような高い建物へと来た。イゼベルはエフーを前にへりくだるのではなく、外見を着飾って高いところから見下ろし、「主君を殺したジムリ」と呼んだ。

高い所に立ち、身を美しく飾り、傲慢な口をきくのは、サタンの性質である。主はそのようなサタンを地に投げ落とされた。

イゼベルの性質は、次の御言葉の真逆である。

1テモテ2:9 また、女はつつましい身なりをし、適度に慎み深く身を飾るべきであって、髪を編んだり、金や真珠をつけたり、高価な着物を着たりしてはいけない。
 2:10 むしろ、良いわざをもって飾りとすることが、信仰を言いあらわしている女に似つかわしい。
 2:11 女は静かにしていて、万事につけ従順に教を学ぶがよい。
 2:12 女が教えたり、男の上に立ったりすることを、わたしは許さない。むしろ、静かにしているべきである。
 2:13 なぜなら、アダムがさきに造られ、それからエバが造られたからである。

イゼベルはこの後におよんでも身をかざり、髪を結い直し、善い行いとは真逆の人生を歩んできた。彼女は主の預言者に教えられる事なく、かえって殺し、夫であり王であるアハブの上に立ち、主の道に逆らう事を教えて来た。

このイゼベルのような性質を持つ者の行く先が、黙示録に記されている。

黙示録2:20 しかし、あなたに対して責むべきことがある。あなたは、あのイゼベルという女を、そのなすがままにさせている。この女は女預言者と自称し、わたしの僕たちを教え、惑わして、不品行をさせ、偶像にささげたものを食べさせている。
2:21 わたしは、この女に悔い改めるおりを与えたが、悔い改めてその不品行をやめようとはしない。
2:22 見よ、わたしはこの女を病の床に投げ入れる。この女と姦淫する者をも、悔い改めて彼女のわざから離れなければ、大きな患難の中に投げ入れる。
2:23 また、この女の子供たちをも打ち殺そう。こうしてすべての教会は、わたしが人の心の奥底までも探り知る者であることを悟るであろう。そしてわたしは、あなたがたひとりびとりのわざに応じて報いよう。

イゼベルの性質は預言者と事象し、人々を教える立場、支配する立場に立って、人々を不品行に向かわせ、神に背を向けさせ、悔い改めの機会が与えられても心を頑なにして自分の悪い行いを改めない。そのような者に待っているのは、悲惨な主のさばきである。私達は、これを見て戒めを受けるべきである。


9:32 するとエヒウは顔をあげて窓にむかい、「だれか、わたしに味方する者があるか。だれかあるか」と言うと、二、三人の宦官がエヒウを望み見たので、
9:33 エヒウは「彼女を投げ落せ」と言った。彼らは彼女を投げ落したので、その血が壁と馬とにはねかかった。そして馬は彼女を踏みつけた。

ここでもエフーの言葉が権威を持ち、イゼベルに仕えてきた宦官はエフーの言葉に従ってイゼベルを突き落とした。かつてはアハブに対しまたイスラエル全体に対し言葉の権威をもったイゼベルだが、あまりに悔い改めないと、権威を失い、踏みつけられてしまうのだ。

箴言10:9 まっすぐに歩む者の歩みは安全である。しかし自分の道を曲げる者は思い知らされる。
10:10 目くばせする者は人を痛め、むだ口をたたく愚か者は踏みつけられる。

9:34 エヒウは内にはいって食い飲みし、そして言った、「あののろわれた女を見、彼女を葬りなさい。彼女は王の娘なのだ」。

高いところから突き落とされて血をぶちまけたイゼベルを踏みつけ、その足で飲み食いできるエフーの立ち居振る舞いに何か野蛮さを感じる。彼はこの後も、野蛮とみられる事を沢山行う。

9:35 しかし彼らが彼女を葬ろうとして行って見ると、頭蓋骨と、足と、たなごころのほか何もなかったので、
9:36 帰って、彼に告げると、彼は言った、「これは主が、そのしもべ、テシベびとエリヤによってお告げになった言葉である。すなわち『エズレルの地で犬がイゼベルの肉を食うであろう。
9:37 イゼベルの死体はエズレルの地で、糞土のように野のおもてに捨てられて、だれも、これはイゼベルだ、と言うことができないであろう』」。

こうして主が語られた言葉が、ようやく成就した。まことにイゼベルは悲惨な最後であった。この出来事だけを見て、主は恐ろしい、と言う人がいるが、こんなイゼベルにさえも、どれほどの長い時間、イゼベルに対し、アハブに対し、悔い改める機会が与えられ、警告が与えられ続けてきただろうか。どれほど多くの預言者たちが主の警告を伝え、主が確かに生きておられるという証拠の奇跡を行って来ただろうか。しかしイゼベルはことごとくそれらを撥ね付け、自らの悪行を改めずに進んできた。それ故に、この悲惨な最後が彼女に見舞ったのだ。

私達は今、主から注がれている主の恵みの時を軽んじる事なく、主を愛し、畏れ敬う者でありたい。

主は、主を畏れ敬う人には豊かな恵みと祝福を注いで下さるからだ。

主の言葉は時が来れば必ず成る(2列王記9:14-29)
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9:14 こうしてニムシの子であるヨシャパテの子エヒウはヨラムにそむいた。(ヨラムはイスラエルをことごとく率いて、ラモテ・ギレアデでスリヤの王ハザエルを防いだが、
9:15 ヨラム王はスリヤの王ハザエルと戦った時に、スリヤびとに負わされた傷をいやすため、エズレルに帰っていた。)エヒウは言った、「もしこれがあなたがたの本心であるならば、ひとりもこの町から忍び出て、これをエズレルに告げてはならない」。
9:16 そしてエヒウは車に乗ってエズレルへ行った。ヨラムがそこに伏していたからである。またユダの王アハジヤはヨラムを見舞うために下っていた。

北イスラエルのヨラム王と南ユダのアハズヤ王という、二人の、主の目に悪を行っている王たちが一つイズレエルという場所に集っている。イズレエルは、かつて彼らの父アハブによって無実の血が流された因縁の場所である。

エフーは主から王として油を注がれた事を秘めて、彼らの所に行く。

 

9:17 さてエズレルのやぐらに、ひとりの物見が立っていたが、エヒウの群衆が来るのを見て、「群衆が見える」と言ったので、ヨラムは言った、「ひとりを馬に乗せてつかわし、それに会わせて『平安ですか』と言わせなさい」。
9:18 そこでひとりが馬に乗って行き、彼に会って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウ言った、「あなたは平安となんの関係がありますか。わたしのあとについてきなさい」。物見はまた告げて言った、「使者は彼らの所へ行きましたが、帰ってきません」。
9:19 そこで再び人を馬でつかわしたので、彼らの所へ行って言った、「王はこう仰せられます、『平安ですか』」。エヒウは答えて言った、「あなたは平安となんの関係がありますか。わたしのあとについてきなさい」。

ヨラムからエフーに遣わされた人は、ふたりとも、ヨラム王から王権をもって遣わされたはずなのに、エフーに従った。既にエフーに主に油注がれた権威があったからだ。

私たちも主イエス様を信じる信仰により、天国民とされ、王族の祭司、聖なる国民、神の所有とされた民としての自覚を持ち、信仰をもって悪魔の勢力に対して宣言するなら、悪魔は従う以外に無いのだ。

ただし、主イエスに対する信仰を持たず、むしろ御言葉を軽んじ従順する志が無いなら、いくら悪霊に対してイエス様の名を用いても、逆にやられるのだ。あの、スケワの7人の息子達のように。

私たちの従順が完全になるとき、あらゆる不従順を罰する用意ができるのだ。(2コリント10:6)
 

9:20 物見はまた告げて言った、「彼も、彼らの所へ行きましたが帰ってきません。あの車の操縦はニムシの子エヒウの操縦するのに似て、猛烈な勢いで操縦して来ます」。9:21 そこでヨラムが「車を用意せよ」と言ったので、車を用意すると、イスラエルの王ヨラムと、ユダの王アハジヤは、おのおのその車で出て行った。すなわちエヒウに会うために出ていって、エズレルびとナボテの地所で彼に会った。

因縁のナボテの地所で、彼らは出会った。これは、主がなさった事であり、彼らがちょうどそこで出会うようにするために、主が伏線を張られていたのだ。

9:22 ヨラムはエヒウを見て言った、「エヒウよ、平安ですか」。エヒウは答えた、「あなたの母イゼベルの姦淫と魔術とが、こんなに多いのに、どうして平安でありえましょうか」。
9:23 その時ヨラムは車をめぐらして逃げ、アハジヤにむかって、「アハジヤよ、反逆です」と言うと、
9:24 エヒウは手に弓をひきしぼって、ヨラムの両肩の間を射たので、矢は彼の心臓を貫き、彼は車の中に倒れた。
9:25 エヒウはその副官ビデカルに言った、「彼を取りあげて、エズレルびとナボテの畑に投げ捨てなさい。かつて、わたしとあなたと、ふたり共に乗って、彼の父アハブに従ったとき、主が彼について、この預言をされたことを記憶しなさい。
9:26 すなわち主は言われた、『まことに、わたしはきのうナボテの血と、その子らの血を見た』。また主は言われた、『わたしはこの地所であなたに報復する』と。それゆえ彼を取りあげて、その地所に投げすて、主の言葉のようにしなさい」。

エフーとビデカルは、共に、かつてアハブと共に、その場面を見ていたのだ。すなわち、イゼベルの悪巧みによってナボテの血が不当に流され、彼の畑が不当に奪われ、そこがアハブ家の療養地となる様を。

そして、預言者エリヤがアハブに会いに来て、彼らは必ずこのイズレエルで血の報復が為されると預言した言葉を。

エフーは、その預言の言葉を聞いており、心に思い巡らしていたからこそ、ビデカルに「この預言をされたことを記憶しなさい。」と言ったのだ。

私達も、主の言葉を聞いてそれに心を留め、思い巡らしているなら、幸いな者として数えられる。

乙女マリヤは主が語られた事を思い巡らし、主が語られた事は必ず成就すると信じ切っていたからこそ、神からも人からも「幸いな人」と呼ばれたのだ。

 

9:27 ユダの王アハジヤはこれを見てベテハガンの方へ逃げたが、エヒウはそのあとを追い、「彼をも撃て」と言ったので、イブレアムのほとりのグルの坂で車の中の彼を撃った。彼はメギドまで逃げていって、そこで死んだ。
9:28 その家来たちは彼を車に載せてエルサレムに運び、ダビデの町で彼の墓にその先祖たちと共に葬った。
9:29 アハブの子ヨラムの第十一年にアハジヤはユダの王となったのである。

エフーは南ユダ王国の王アハズヤまでも殺した。こうして、アハブ王の時代から続いた南ユダ王国の悪い絆は断ち切られた。

主は、悪い絆の下で苦しんでいる主にある聖徒達の苦しみを覚えておられる。そして、時が来れば必ず、主の言葉は成就する。エリヤの時代から数えれば、かなりの時間が経ったと思われるかもしれない。しかしそれは、主は、悪人がその悪の故に滅びる事を望まれず、その人が悔い改めて立ち返る事を待っておられる故である。しかし人があくまで自分の悪の道を改めず、自分の悪い道を貫き通すなら、やがて主の時が来て、たちまちにその者は滅ぼされてしまうのだ。

私達は主の言葉が語られたなら、それを思い巡らし、それが成る事を待ち望み、時が来るまで忍耐し祈りつつ待つものでありたい。

イザヤ書 講解説教メッセージ
背中を踏みつけられてしまう人の性質とそこからの脱出(イザヤ51:17-23)
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