メッセージ - ヒゼキヤに訪れた信仰の試練と露わにされた彼の心(2歴代誌32章)

ヒゼキヤに訪れた信仰の試練と露わにされた彼の心(2歴代誌32章)

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pastor 2018-2-27 7:06

ヒゼキヤに訪れた信仰の試練と露わにされた彼の心(2歴代誌32章)
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信仰を奮い立たせて主の前に良いわざを行い、大いに祝福されたヒゼキヤだったが、彼に大きな信仰の試練が臨む。

2歴代誌32:1 ヒゼキヤがこれらの事を忠実に行った後、アッスリヤの王セナケリブが来てユダに侵入し、堅固な町々に向かって陣を張り、これを攻め取ろうとした。

32:2 ヒゼキヤはセナケリブが来て、エルサレムを攻めようとするのを見たので、

ヒゼキヤの父アハズは、自分から進んでアッシリヤに首を差し出して「わたしはあなたのしもべ、あなたの子です」などと言ってしまった。(2列王記16:7)
言葉には力がある。その言葉がずっと南ユダ王国につきまとい、ヒゼキヤの時代にも影響を及ぼしてしまっている。
アッシリヤが攻めに来ようとしていたその時、ヒゼキヤが下した決断は、父の道とは逆に、徹底抗戦の構えを示す事だった。

32:3 そのつかさたちおよび勇士たちと相談して、町の外にある泉の水を、ふさごうとした。彼らはこれを助けた。
32:4 多くの民は集まって、すべての泉および国の中を流れる谷川をふさいで言った、「アッスリヤの王たちがきて、多くの水を得られるようなことをしておいていいだろうか」。

ヒゼキヤは、アッシリヤに容易に妥協せず、主にあって奮い立つ。

32:5 ヒゼキヤはまた勇気を出して、破れた城壁をことごとく築き直して、その上にやぐらを建て、その外にまた城壁を巡らし、ダビデの町のミロを堅固にし、武器および盾を多く造り、
32:6 軍長を民の上に置き、町の門の広場に民を集めて、これを励まして言った、
32:7 「心を強くし、勇みたちなさい。アッスリヤの王をも、彼と共にいるすべての群衆をも恐れてはならない。おののいてはならない。われわれと共におる者は彼らと共におる者よりも大いなる者だからである。
32:8 彼と共におる者は肉の腕である。しかしわれわれと共におる者はわれわれの神、主であって、われわれを助け、われわれに代って戦われる」。民はユダの王ヒゼキヤの言葉に安心した。

まことに立派で心強い信仰の表明の言葉である。
しかし彼は、主にのみより頼んでいたわけではなく、主により頼むと同時に、宗教の違うエジプトとも手を結んで、アッシリアに対抗しようとしたのだった。
信仰の試練が来た時、主に従います、という決心を、内外に表明したなら、すぐに主の助けが来るか、というと、そうでない時もある。
それは現代の私達も経験している所である。

2列王記18:13 ヒゼキヤ王の第十四年にアッスリヤの王セナケリブが攻め上ってユダのすべての堅固な町々を取った・・・

アッシリヤのやり方は、まず、簡単に落とせる弱い所を攻め落とし、そこを残虐極まるやり方で徹底して痛めつけ、見せしめにし、恐怖によって支配するものである。
次の節を見ると、ラキシュという町にアッシリヤの王がとどまっているのが分かるが、ラキシュはエルサレムの南西約45キロに位置する、ユダの46の城壁のある町の中で最大最強であった。
つまり、ヒゼキヤが守っているエルサレムを通り越して、その先のラキシュをまず攻め落とす手段に出たのだ。

征服の模様については,粘土の六角プリズムに記されているセナケリブの年代記に詳しく報じられている.ラキシュの町は二重の城壁で囲まれ,堅固に武装された城門によって守られて,要塞司令部の建物は,居住地の高台に建てられていた.アッシリヤ軍のラキシュに対するすさまじい攻撃と,ラキシュの捕虜と戦利品を検閲する様子が,ニネベのセナケリブの宮殿の石壁を飾っていた浮彫にいきいきと描かれている.また発掘の結果,当時の徹底的な破壊の跡が確認されている.(新聖書辞典より)

ヒゼキヤは、最初は立派な信仰の表明をしたものの、それでも現実的に圧倒的暴力をもって攻めて来たアッシリヤに、信仰の心が折れてしまった。

2列王記18:14 ユダの王ヒゼキヤは人をラキシにつかわしてアッスリヤの王に言った、「わたしは罪を犯しました。どうぞ引き上げてください。わたしに課せられることはなんでもいたします」。アッスリヤの王は銀三百タラントと金三十タラントをユダの王ヒゼキヤに課した。
18:15 ヒゼキヤは主の宮と王の家の倉とにある銀をことごとく彼に与えた。
18:16 この時ユダの王ヒゼキヤはまた主の神殿の戸および柱から自分が着せた金をはぎ取って、アッスリヤの王に与えた。

目の前に迫る、現実的で圧倒的な暴力を前に、さすがのヒゼキヤも恐れをなし、「なんでもします」と申し出た。
アッシリヤは大量の金銀を課し、ヒゼキヤは自分の家と神の宮の宝物から何とか捻出して捧げたが、結局それは何の役にも立たなかった。
暴力で成り立っている者は、お金を差し出しますから暴力を止めてください、と言って差し出してしまうと、もっと搾り取れると思われて、もっと暴力を振るわれてしまうのだ。

2列王記18:17 アッスリヤの王はまたタルタン、ラブサリスおよびラブシャケを、ラキシから大軍を率いてエルサレムにいるヒゼキヤ王のもとにつかわした。彼らは上ってエルサレムに来た。彼らはエルサレムに着くと、布さらし場に行く大路に沿っている上の池の水道のかたわらへ行って、そこに立った。
この「布さらし場に行く大路に沿っている上の池の水道のかたわら」は、いわくつきの場所である。

ヒゼキヤの父のアハズの世代、北イスラエル王国とアラムの連合軍が攻めてきた。
イザヤ7:3  その時、主はイザヤに言われた、「今、あなたとあなたの子シャル・ヤシュブと共に出て行って、布さらしの野へ行く大路に沿う上の池の水道の端でアハズに会い、
Isa 7:4  彼に言いなさい、『気をつけて、静かにし、恐れてはならない。レヂンとスリヤおよびレマリヤの子が激しく怒っても、これら二つの燃え残りのくすぶっている切り株のゆえに心を弱くしてはならない。

しかしアハズは、身勝手にアッシリヤにより頼んで、その困難を乗り越えた気でいた。(2列王記16:7-9)
その時、アハズはアッシリヤに「わたしはあなたのしもべ、あなたの子です。」と言って、主のしもべであり主の子である事を捨ててしまった。
そのつけが回って来て、今、あの「布さらし場に行く大路に沿っている上の池の水道のかたわら」に、アッシリヤの将軍が立って、イスラエルに攻め入ろうとしている。
2列王記18:18 そして彼らが王を呼んだので、ヒルキヤの子である宮内卿エリアキム、書記官セブナ、およびアサフの子である史官ヨアが彼らのところに出てきた。
18:19 ラブシャケは彼らに言った、「ヒゼキヤに言いなさい、『大王、アッスリヤの王はこう仰せられる。あなたが頼みとする者は何か。
18:20 口先だけの言葉が戦争をする計略と力だと考えるのか。あなたは今だれにたよって、わたしにそむいたのか。
18:21 今あなたは、あの折れかけている葦のつえ、エジプトを頼みとしているが、それは人がよりかかる時、その人の手を刺し通すであろう。エジプトの王パロはすべて寄り頼む者にそのようにする。

ヒゼキヤは、主に頼むと言いつつも、神の違うエジプトにも頼み、その両面に頼めば万全だろうと思ったのかもしれないが、エジプトは逆に彼の手を刺し通す者となってしまった。
ラブシャケは「あなたが頼みとする者は何か。」と問うたが、今、ヒゼキヤはまさに、主により頼むか、それとも現実的に力ある者に頼るのか、その分岐点に立たせられている。

私達は、何に頼むべきだろう。
ダビデは言っている。

詩篇27:1 主はわたしの光、わたしの救だ、わたしはだれを恐れよう。主はわたしの命のとりでだ。わたしはだれをおじ恐れよう。
27:2 わたしのあだ、わたしの敵である悪を行う者どもが、襲ってきて、わたしをそしり、わたしを攻めるとき、彼らはつまずき倒れるであろう。
27:3 たとい軍勢が陣営を張って、わたしを攻めても、わたしの心は恐れない。たといいくさが起って、わたしを攻めても、なおわたしはみずから頼むところがある。
27:4 わたしは一つの事を主に願った、わたしはそれを求める。わたしの生きるかぎり、主の家に住んで、主のうるわしきを見、その宮で尋ねきわめることを。
27:5 それは主が悩みの日に、その仮屋のうちにわたしを潜ませ、その幕屋の奥にわたしを隠し、岩の上にわたしを高く置かれるからである。
27:6 今わたしのこうべはわたしをめぐる敵の上に高くあげられる。それゆえ、わたしは主の幕屋で/喜びの声をあげて、いけにえをささげ、歌って、主をほめたたえるであろう。

彼は、戦いが迫る時、敵が陣営を張って取り囲む時でも、なお、頼むところがある、と告白した。彼が頼むお方は、主である、と。
彼が生涯、求めるのは、行ける限り主の宮に住み、主の麗しさを仰ぎ見、主に尋ね極める事だ、と告白した。
平時の時さえも、ただ主の麗しさを仰ぎ見ようと求め続けている者こそ、有事の時にも真に主により頼む者である。

27:7 主よ、わたしが声をあげて呼ばわるとき、聞いて、わたしをあわれみ、わたしに答えてください。
27:8 あなたは仰せられました、「わが顔をたずね求めよ」と。あなたにむかって、わたしの心は言います、「主よ、わたしはみ顔をたずね求めます」と。
27:9 み顔をわたしに隠さないでください。怒ってあなたのしもべを退けないでください。あなたはわたしの助けです。わが救の神よ、わたしを追い出し、わたしを捨てないでください。
27:10 たとい父母がわたしを捨てても、主がわたしを迎えられるでしょう。
27:11 主よ、あなたの道をわたしに教え、わたしのあだのゆえに、わたしを平らかな道に導いてください。
27:12 わたしのあだの望むがままに、わたしを引き渡さないでください。偽りのあかしをする者がわたしに逆らって起り、暴言を吐くからです。
27:13 わたしは信じます、生ける者の地でわたしは主の恵みを見ることを。
27:14 主を待ち望め、強く、かつ雄々しくあれ。主を待ち望め。

私達もダビデのように、いつでも主に求め、主を待ち望む者でありたい。

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