メッセージ - ダビデ、王となり、エルサレムを居住とする(1歴代誌11:1-9)

ダビデ、王となり、エルサレムを居住とする(1歴代誌11:1-9)

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pastor 2017-8-24 6:58

ダビデ、王となり、エルサレムを居住とする(1歴代誌11:1-9)
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前回はイスラエル初代の王サウルについてだったが、サウルは主の前に悪く歩んだゆえに、王権から退けられてしまい、主は、王権をダビデに回した。
以降、歴代誌は、ダビデ王家がいかにイスラエルを統治して行くようになったのかという内容と、彼が基礎を築いた神殿礼拝の詳細な成り立ちへと入っていく。

王の中の王として、現代も多くの人達に尊敬されているダビデ。彼はなぜ、神と人とに愛され、そこまで偉大な王となる事ができたのか。
ダビデとサウルの違いは、実は、そんなに多くない。むしろ、わずかである。
ダビデは、事あるごとに主に主に求め、罪を指摘された時は、間髪を入れず悔い改め、すぐ主に立ち返る性質だった。
それに引き換えサウルは、主のことばを守らず、主に求める事をしなかった。(1歴代誌10:13-14)
そして、罪を犯した時、言い訳をしたり、他人のせいにしたりし、結局自分は悪く無いというスタンスを変えなかった。

ダビデとサウルの違いはシンプルである。すなわち、日頃主に依り頼むか、頼まないか。そして罪を指摘された時、すぐに悔い改めるか、悔い改めないか。
それはシンプルであるが、実に、永遠の明暗を分ける。

11:1 ここにイスラエルの人は皆ヘブロンにいるダビデのもとに集まって来て言った、「われわれは、あなたの骨肉です。
11:2 先にサウルが王であった時にも、あなたはイスラエルを率いて出入りされました。そしてあなたの神、主はあなたに『あなたはわが民イスラエルを牧する者となり、わが民イスラエルの君となるであろう』と言われました」。
11:3 このようにイスラエルの長老が皆ヘブロンにいる王のもとに来たので、ダビデはヘブロンで主の前に彼らと契約を結んだ。そして彼らは、サムエルによって語られた主の言葉に従ってダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。

彼が王となった成り立ちは、自分のはかりごとや力に一切依らず、ただ、主の約束を信じて待つ姿勢を貫いた結果、「半自動的に」王とされた。
「自動」ではなく「半自動」である。
ダビデが自ら積極的に行動した事といえば、サウルが死んだ時、ペリシテの地からヘブロンへと移った事くらいで、それについても主に御心を伺い、主のゴーサインがあってから行動した。
サウルが死んだ時、彼はさっさとイスラエルに入って王を名乗る事をせず、サウルの死に対して「追悼の意」を内外に表明し、哀歌をつくった。
ヤベシ・ギレアデの人々がサウル家にした忠誠の行為が伝えられた時、それに対する賞賛の見解を「表明」する事も、忘れなかった。

サウル家の事実上の支配者であり将軍であるアブネルを、ダビデの部下のヨアブが卑劣な手で殺害した時、自分は一切関わりが無かった事を表明し、卑劣な手を用いたヨアブへの非難をし、アブネルのために追悼の歌を作り、人々に歌わせたばかりでなく、断食して悲しんだ。
サウル王家の生き残りであるイシュ・ボシェテが、不当な者の手によって殺害された事に対しても、『彼らを殺し、その手足を切り離し、ヘブロンの池のほとりで木に掛けた。人々はイシボセテの首を持って行って、ヘブロンにあるアブネルの墓に葬った。』(2サムエル記4:12)
ダビデは、アブネルにしたのと同じく、イシボセテをヘブロンに葬って敬意を表し、ここにおいても、神と人との前に義と平和を表明した。

このように、ダビデは王になろうとして自分から進んで行動する事は一切なく、ただ、ダビデが計り知れぬ所で、周りの状況が自動的に動いて行くのだが、その、動いた状況に対してダビデは何らかの表明をする、という事を繰り返して行く内に、「半自動的」に、彼は王となって行った。
祝福は「自動」ではない。私達も、何か物事が起きるならば、それに対し、言葉でもって、内外にいのちの立場に立った「表明」をして行かなくてはならないのだ。

ダビデがイスラエルの王になった出来事は、イスラエルの歴史でも重要な出来事、だが、もう一つの重要な出来事は、エルサレムという都にダビデが入り、そこをイスラエルの王の町とした事である。

11:4 ダビデとすべてのイスラエルはエルサレムへ行った。エルサレムはすなわちエブスであって、そこにはその地の住民であるエブスびとがいた。

ダビデが入る前、エルサレムは「エブス」という町で、エブス人が住んでいた。
ヨシュアの時代、そこはベニヤミン族のものとして割り当てられていたが(ヨシュア18:21-28)、ベニヤミン人はそこを自分のものとせず、ずっと放置してエブスが住むままにしていた。

この都の成り立ちは、私達・キリスト者の成り立ちと、よく共通している。

エルサレムが最初に聖書に登場するのはアブラハムの時代である。
『その時、「サレム(平和)」の王メルキゼデク(義の王)はパンとぶどう酒とを持ってきた。彼はいと高き神の祭司である。彼はアブラムを祝福して言った・・・。』(創世記14:18-20)
この「サレム」が、エルサレムの初期の名である。
そして、そこを支配していた王は、あのアブラハムを祝福した偉大な祭司・義の王であるメルキゼデクだった。
しかし、いつしかエブスという邪悪なカナン人が、この都を占拠し、支配するようになってしまった。

「エブス」の名の意味は「踏み潰す」、「エルサレム」の名の意味は「平和という土台」である。
元々は義の王が支配していた「平和の土台」という都は、やがて、「踏み潰す」者たちに占拠されてしまった。

人もまた、元々は神の似姿として創造され、永遠に、神と共に平和に生きるはずだったが、人はいつしか、邪悪な者に踏みにじられてしまった。
人を不当に踏みにじった者はサタンである。それ以来、人の内側は不法で満ち溢れ、罪によって占拠されてしまった。

時代が降り、ヨシュアの時代、「エブス」となっていたエルサレムの町は、ヨシュアのくじによって、ベニヤミンの地とされたが、ベニヤミン族はその町をずっと放置したままにした。
一時、ユダ族がその町を攻め取ったものの(士師記1:8)、その後もエブス人が住み続けていた、という事は、ベニヤミンはせっかく邪悪な者どもをユダ族に追い払ってもらったのに、そこを神の民で満たす事をせず、空き家のままに放置したのだろう。
それで再びエブス人が来て住むようになって、以前よりももっと攻め落としづらくなってしまった。

同じように、悪しきものが追い出されても、そこを良きもので満たしていないなら、後に、もっとたちの悪い七つの悪霊が来て住みつくようになってしまい、以前よりももっと悪い状態になってしまうのだ。(マタイ12:43-45)

この、長らく続いた邪悪な者による占拠状態から、ようやくエルサレムを救ったのが、ダビデだった。

11:5 エブスの住民はダビデに言った、「あなたはここにはいってはならない」。しかし、ダビデはシオンの要害を取った。これがすなわちダビデの町である。
11:6 この時ダビデは言った、「だれでも第一にエブスびとを撃つ者を、かしらとし、将とする」。ゼルヤの子ヨアブが第一にのぼっていったので、かしらとなった。
11:7 そしてダビデがその要害に住んだので人々はこれをダビデの町と名づけた。
11:8 ダビデはまたその町の周囲すなわちミロから四方に石がきを築き、ヨアブは町のほかの部分を繕った。

偉大な王・ダビデがエルサレムに介入して入り、邪悪な者達をなぎ払い、神の民が住む都とした。
こうしてこの都は、偉大な王・ダビデが名を置く所となり、さらに強固に建て直され、やがては、聖なる神殿がその中に構築されて行く。

私達キリスト者も、同じ事を経験している。
罪の奴隷状態として、邪悪な感情や思いの占拠状態であったこの心と身体に、まことのダビデであるイエス様が介入して入って来られ、罪や汚れをなぎ払い、神のものとして、私達を邪悪な者サタンから分捕り返して下さった。
さらには、私達を聖霊の住まわれる宮とされ、偉大な王・イエス・キリストが住まわれる「神殿」とされた。
『あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。』(1コリント3:16)

エルサレムは今なお、不純なものが混在している状態であるが、将来、主の時に必ず完全で純粋なものへとつくり変えられる。
『また、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意をととのえて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た。』(黙示録21:2)
その時、エルサレムは完全で清いものとなり、キリストの花嫁として、永遠にキリストのものとされる。

エルサレムがまだその途上であるように、今、私達も完成される途上にある。
私達のこの肢体には、相変わらず罪と義が混在状態になっていて、この身体を着ている間、しばし、うめかなくてはならないが、しかし私達がまことのダビデであるキリストを王として迎え入れる時、私達はこの地上の束縛から解放され、天に属するものとして、聖なる栄光の歩みをして行く事が出来、そして、来るべきキリストの花嫁として、ますます整えられて行くのである。

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