メッセージ - 踏み歩いた所を自分のものとするために(創世記13:10-18)

踏み歩いた所を自分のものとするために(創世記13:10-18)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 主日礼拝
執筆 : 
pastor 2017-3-26 13:55

踏み歩いた所を自分のものとするために(創世記13:10-18)
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週報/メッセージ(説教)概要

 聖書には「約束の地」という言葉はよく出てくる。私たちイエス様を信じる者達が受け継ぐ「約束の地」は天国だが、イスラエルの民がエジプトという奴隷の地を出てから約束の地に入るまでに荒野を通らなくてはならなかったように、私たちもそこに入るまでに、この地上という「荒野」を通って行かなくてはならない。
「民数記(ベ・ミッドバル:荒れ野に)」を読むと、どうやら荒野(ミッドバル)で落伍して約束の地を踏む事ができない人も出てくるようである。約束の地に入れるか入れないかは、ひとえにどの言葉(ダバル)を選択し信じるかにかかっている。すなわち人間言葉か、それとも御言葉か。荒野で人を生かすのは御言葉であって、人間言葉は人を殺す。今回、どんな人が約束の地に踏み入り、どんな人が入れないかを見ていきたい。

本日の箇所は、神がアブラハムに、このカナンの土地を永久に与える、という約束をされた箇所である。
「約束の地」に入るためには、まず御言葉ありき、神の「約束」ありきである。私たちは何かと、ビジョンを思い描いて、自分の判断で「あそこはいい所だ」「あそこに行こう」と行動しがちであるが、それはロトの方法であって、私達の信仰の先祖アブラハムの方法ではない。彼は、ソドムとゴモラという主の御前にはなはだ罪深い町さえ、「よく潤っている」という理由で、「主の園のよう」と判断して、行ってしまった。(10−11節)
ロトはソドムに住処を移したがために、後には、アブラハムと一緒に築いた莫大な財を失い、娘達もソドムの汚れた価値観に染まってしまった。アブラハムがロトと決別したように、私達も、自分の中にあるロトの思考、ただ見た目だけでソドムさえ「主の園」に見てしまうような見方と決別しなければ、約束の地は入れない。
アブラハムが「その地をたてよこに行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます」(17節) と、主から約束が与えられたのは、ロトと別れた直後だった。それで彼は住居をヘブロンに移し、そこに礼拝する所を据え、その後も、天幕生活を続けた。彼は天の故郷を仰ぎ見たので、どんなに祝福されて富が増し加わっても、地上においでは自分の墓の土地しか購入しなかった。私達も、天国こそ真の故郷であり、地上における祝福にじっと目を据えて留まるのではなく、天を見据え、「いかに死ぬか」の準備をする方が良いのだ。

アブラハムの子孫達が、実際にその土地を自分のものとしたのは、さらに数百年後の時代になる。
アブラハムが住んだヘブロンを勝ち得たのは、ユダ族のカレブであった。彼がその土地を偵察部隊としてはじめて足の裏で踏んだのは、彼が40歳の時だった。その時彼は先祖アブラハムゆかりの地に強烈な憧れを抱き、ぜひあの山地を獲たい、と願ったのだが、そこを獲るまでには、さらに45年を経なければならなかった。なぜそんなにも長くかかってしまったか。それは、ロトの価値観を持つ者達の故であった。
偵察にはイスラエル12部族代表の12人が行ったが、ヨシュアとカレブは、そこはとても素晴らしい地だ、主が共におられるなら必ず勝てる、ぜひ進み行こう、という意見だったのに、それ以外の者達は、そこを悪く言いふらした。そこは強大な大勢の者達が城壁の町々を守っている、あそこは自分達を食い尽くす地だ、彼らに比べれば自分達はいなごのようだった、と。(民数記13章)。
ここに、約束の地に入っていける者と、そうではない者とが分かれる。一方は神の約束を信じ、神が共におられるなら、必ずあの地を我がものにする事が出来る、と判断する者。他方は、神を度外視し、ただ相手と自分の力強さや知恵深さ、経験や装備を見比べて判断する。このように、共にいます神を眼中に入れずに、目に見えるもの・数値化されたもので比較し、判断し行動する人は、神の約束の地に入って行けない。
神の言葉を、自分の頑張りや能力で完成させようとする人がいるが、逆である。神の言葉が、人を完全にするのだ。人の頑張りや知恵、能力で神の国の事柄を完成させて行こうとしても、絶対に無理が生じる。
ヨシュアはどのようにして、何世紀にもわたる知恵と力の結集である城塞都市エリコを7日で陥落させたか。
それは100%、主の指示通りに従って行動したからである。それも、6日間は人々の口を閉じさせ、ただ祭司の吹き鳴らすラッパの音だけを響かせて、その城の周りを、足の裏で踏んで回っただけだった。
そして七日目、七人の祭司が七つのラッパを吹き鳴らし、主の民が鬨の声をあげた時、何世代にも渡って築き上げて来た城壁は崩壊し、いともあっさりと勝利できたのだ。そこにはアナク人や筋肉隆々の強者がいたかもしれないが、人間の言葉(ダバル)を閉ざし、神の言葉に従ったからこそ、どんなに経験が無い、弱い人でも、いともあっさりと、ものに出来たのである。沸々と湧き上がって来る人の言葉は閉ざし、ただ御言葉を信じて進み、勝利し、支配する皆さんでありますように!イエス様のお名前によって祝福します!

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