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メッセージ - イスラエル最悪の王として確定してしまったアハブの死(1列王記22:29-40)

イスラエル最悪の王として確定してしまったアハブの死(1列王記22:29-40)

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礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 1列王記
執筆 : 
pastor 2016-10-5 20:10

イスラエル最悪の王として確定してしまったアハブの死(1列王記22:29-40)
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『こうしてイスラエルの王とユダの王ヨシャパテはラモテ・ギレアデに上っていった。』(1列王記22:29)
アハブは、真に主が語られたミカヤの預言を退け、彼おかかえの、自分に都合のいい言葉を言ってくれる”預言者達”にそそのかされ、戦いに進み出た。
しかし彼は、預言者達の”都合のいい預言の言葉”だけでは心配だったようで、自分の身の安全のため、さらに防護策を取る。

『イスラエルの王はヨシャパテに言った、「わたしは姿を変えて、戦いに行きます。あなたは王の服を着けなさい」。イスラエルの王は姿を変えて戦いに行った。』(1列王記22:29-30)
なんとアハブは、敵の標的になる事から逃れるために、ヨシャパテひとりに王服を着させ、自分は王でないかのように変装して戦いに臨もうとしたのだ。

そもそもヨシャパテは、この戦いに加わっても何のメリットも無い。
それなのにアハブは、厚顔無恥にも、善意で助けに来てくれたヨシャパテひとりにリスクを負わせ、自分だけが安全になろうとしたのだ。
『悪しき者は物を借りて返すことをしない。しかし正しい人は寛大で、施し与える。主に祝福された者は国を継ぎ、主にのろわれた者は断ち滅ぼされる。』(詩篇37:21-22)

アハブは、おかかえの預言者達から、この戦いは必ず勝つと言われていたのだから、別にそんな、姑息な防護策を取らなくても良かったであろうに。
結局、彼はおかかえの預言者の言葉さえ信じていなかったという事だ。
彼の頭の中は、いつも自分がしたい事でいっぱいで、今回も、「戦いに勝ってその土地を取り戻し名誉を回復したい」という、思いつき的な願望が先走り、彼のこの願望に「そうだそうだ」と言ってくれる人を沢山はべらせたかったがために、”預言者”を400人も抱え込んだのだ。
彼にとっての預言者とは、自分のしたい事を主の名によって賛同してくれるための取り巻きに過ぎなかったのだ。

『さて、スリヤの王は、その戦車長三十二人に命じて言った、「あなたがたは、小さい者とも大きい者とも戦わないで、ただイスラエルの王とだけ戦いなさい」。』(1列王記22:31)
シリヤの王のこの命令は、ヨシャパテにはますますピンチ、アハブにはますます有利、と思われるかもしれないが、結果的に、その真逆であった事が後になると分かる。

『戦車長らはヨシャパテを見たとき、これはきっとイスラエルの王だと思ったので、身をめぐらして、これと戦おうとすると、ヨシャパテは呼ばわった。戦車長らは彼がイスラエルの王でないのを見たので、彼を追うことをやめて引き返した。』(1列王記22:32-33)
ヨシャパテが「呼ばわる」と、シリヤの戦車隊は、彼がイスラエルの王アハブではないと知った。そして彼に何も害を加えないまま引き返した。
一体どうして、そうなるのか。
それは、第二歴代誌の平行箇所、18章31節を見ると分かる。
すなわちヨシャパテは、主エホバに叫び求め、すると主が彼を助け、戦車隊を彼から離れさせるようにしたのだ。

シリヤの戦車隊が、王服をまとったヨシャパテ王に迫った時、この者がイスラエルの王アハブではないと判断した材料は、彼がとっさに「主エホバを呼び求めた」事だった。
きっとシリヤの間では、アハブは主エホバを求めるような者ではない、と、有名だったのだろう。
ともかくヨシャパテはこうして、主に助けを呼び求めた事により、また、あらかじめシリヤ王が発していた命令のおかげで、危ない所で命が救われた。
人の目に「これは状況が悪化した」と思える事でも、実はそれは、主が状況を好転させるために為された、という事もあるのだ。

ヨシャパテはこの度、悪しき者同士の、欲深い領土争いに足を突っ込んでしまって、とんだとばっちりを受けたが、主は、そのような罠に陥ってしまった主の民を悪人同士の争いの中から引き上げ、救い出す事がお出来になるお方である。
この戦いには、ヨシャパテの南ユダの兵士達も混ざっており、悪しき者と善き者とが混在状態ではあったものの、シリヤ王があの命令を下してくれたおかげで、ヨシャパテ側の兵士達から犠牲者が多く出る事からも守られたのだ。
どんなに、善き人に対不利な戦局が展開されようとも、主はその人を助け出される事が可能であり、そして、悪しき者がいかに二重三重の防護策を講じようとも、その者が主の裁きから免れられる事は無い。

『しかし、ひとりの人が何心なく弓をひいて、イスラエルの王の胸当と草摺の間を射たので、彼はその戦車の御者に言った、「わたしは傷を受けた。戦車をめぐらして、わたしを戦場から運び出せ」。その日戦いは激しくなった。王は戦車の中にささえられて立ち、スリヤびとにむかっていたが、ついに、夕暮になって死んだ。傷の血は戦車の底に流れた。日の没するころ、軍勢の中に呼ばわる声がした、「めいめいその町へ、めいめいその国へ帰れ」。王は死んで、サマリヤへ携え行かれた。人々は王をサマリヤに葬った。
またその戦車をサマリヤの池で洗ったが、犬がその血をなめた。また遊女がそこで身を洗った。主が言われた言葉のとおりである。』(1列王記22:34-38)

ついにアハブ王は死に、彼は、悪人が受けるべき報いを得た。
誰かが何気なく放った矢が、見事、戦車で激しく動いているアハブの、それも胸当てと草摺の間にヒットし、彼を死に至らしめたのだ。
結局、主には全ての事がお出来になるのだ。
アハブとしては、姑息な手を使ってでも万全を期して臨んだのであろうが、そのような小賢しい知恵や努力も、主の「為す」と定められた災いを防ぐ事は出来ない。
もし人が、主の定められた審判を免れたいのであるなら、ただ、悔い改めて主に立ち返るだけで良いのであって、一切の小賢しい手段は、必要無い。

アハブに対する災いの預言は、あらかじめ3人の預言者達によって預言されていた。
最初、預言者のともがらの一人からは、アハブは主が滅ぼそうと定めた人を勝手に放免させた故に、アハブの命はその者の命の代るとなる、と言われていた。(20:42)
次に、アハブがナボテという罪なき人を謀殺し、その地所を手に入れようと出て行った時、エリヤから次のように言われた。
『あなたが主の目の前に悪を行うことに身をゆだねたゆえ、わたしはあなたに災を下し、あなたを全く滅ぼし、アハブに属する男は、イスラエルにいてつながれた者も、自由な者もことごとく断ち、またあなたの家をネバテの子ヤラベアムの家のようにし、アヒヤの子バアシャの家のようにするでしょう。これはあなたがわたしを怒らせた怒りのゆえ、またイスラエルに罪を犯させたゆえです。』(21:20-22)
そして最後に、戦いに出る直前、ミカヤからの預言の警告も無視し、むしろ、ミカヤを獄屋に閉じ込め、そして戦いに出てしまった。

このように、3度も災いの預言が下されておきながらも、なお自分の好む道に突き進んで行ったが故に、彼は滅びるしかなかったのだ。
もし誰かが、「この先は崖だから進んで行くな」と言われても、その助言を無視し飛び出して行くなら、身分の大小・老若男女も関係なく、必ず崖から落ちてしまうように、誰であっても、主が「してはならない」と言われた事を無視し続けて突き進むなら、必ず災いと滅びへ至ってしまうのだ。

『アハブのそのほかの事績と、彼がしたすべての事と、その建てた象牙の家と、その建てたすべての町は、イスラエルの王の歴代志の書にしるされているではないか。こうしてアハブはその先祖と共に眠って、その子アハジヤが代って王となった。』(1列王記22:39-40)
彼は、象牙という高価な材料を使って、家を建てていたが、イスラエルは、そんなにリッチだっただろうか?
否、アハブの主を怒らせる数々の行い故に、三年半もの間、天が閉ざされ、人々は飢えていた。
そのような状況でも、アハブの妻イゼベルは合計850人もの異教の預言者達を飼っていたのだ。
民はどれ程、苦しんでいただろう。
また、イスラエルの軍隊がシリヤとの戦争に召集された時、イスラエルの人々は「やぎの二つの小さい群れのよう」であったのに対し、シリヤ人はその地に満ちていた、と言われている程、イスラエルの軍隊は、貧弱であった。

それでも主は、いつでも、アハブに良い事をして下さった。しかしアハブは、主に対していつでも仇でしか返さなかった。
そこで主は、アハブの悪政の元で苦しむイスラエルを救うために、アハブを滅びへと引き渡されたのだ。
それ故、アハブはイスラエル最悪の王と呼ばれ、永遠にその名を晒してしまったのである。

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