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メッセージ - 天権授与式(黙示録5:6-14)

天権授与式(黙示録5:6-14)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(新約) » 黙示録(2回目)
執筆 : 
pastor 2016-5-25 11:10

天権授与式(黙示録5:6-14)
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メッセージ音声

『わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。』(黙示録5:6)
なぜ「ほふられた」小羊が「立つ」事ができるのか。それは、よみがえって、生きているからだ。
この小羊は、一切の罪や汚れの無い、世の罪を取り除く神の小羊であり(ヨハネ1章)、七つの目すなわち七つの霊によって、全世界の物事をくまなく見ておられる。
神の霊は、私達の立つのも伏すのも見ておられ、心の内も、私達の出生も生い立ちも、全部探り尽くしておられる。(詩篇139篇)

彼がここで立っている「立ち位置」は重要だ。
そこは、御座と長老たちの間、すなわち、神と人との間である。
彼はひと度、完全なるいけにえとなって、十字架上でほふられ、なだめのそなえものとして神に捧げられた。
だからこそ神はなだめられ、彼の後ろにつく全ての人々は、神との間に和解が成立しているのだ。
このまことの小羊キリストを自分自身の救い主とし、神と自分との間に彼を置く人はすべて、彼の故に神との間に和解が成立し、神の子とされ、天国の民とされるのだ。
人は本来、天国という聖なる、あまりにも素晴らしい所に到底入る事のできない、入ってはならない、罪を犯した存在だ。それなのに、入ることができている。
だから天国に入った全ての人は、いや、人間のみならず、全被造物は、ほふられてなだめの供え物となって下さった小羊に感謝してもし尽くせず、賛美してもし尽くせないのだ。

『小羊は進み出て、御座にいますかたの右の手から、巻物を「受けとった(ランバノー)」。』(黙示録5:7)
ランバノーの意味は、「受ける」「引き継ぐ」などの意味もある。
この場面は、ほふられた小羊が、全能の父なる神から全ての権威が委譲された「天権授与式」とも言える。
彼は、全宇宙・全被造物に対してとても重要な、その巻物を受け取る事によって、全能なる神の権威を行使する事が委ねられ、そして彼はその巻物の封印を次々に解いていく。
そして、原初より隠されていた全被造物の重要な秘密が、一つまた一つと解き明かされて行き、ずっと滞っていた全被造物の深刻な問題の一つ一つが、解決へと向けて流れ出して行く。

『巻物を受けとった時、四つの生き物と二十四人の長老とは、おのおの、立琴と、香の満ちている金の鉢とを手に持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒の祈である。』(黙示録5:8)
金の鉢の中に入っているもの、それは「聖徒達の祈りである」と書いてある。
つまり、キリストにあって聖徒とされた人達の「祈り」は、香として天に立ち昇り、それらは御使の手によって金の鉢の中に蓄えられている。
『また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。』(黙示録8:3-4)

神様を知らない人が「祈り」の姿を見るなら、目を閉じた人の、独り言のつぶやきのように見えるかもしれない。
しかし、キリストにあって聖なる者とされた私達・一人ひとりの祈りは、御使いの手を通し、天の神の御座の前へと、御使の手を通して立ち上って行き、積み重ねれられ、力を発揮するものだと認識すべきである。
世においては、税金を払っても、全然民意が反映されないまま、不正な者の懐へと消えて行くような事は、ある。
しかし天において、祈りにおいては、そのような事は一切無い。王であられる主は、義なるお方であり、天には不正な者が入れないからだ。

『御使はその香炉をとり、これに祭壇の火を満たして、地に投げつけた。すると、多くの雷鳴と、もろもろの声と、いなずまと、地震とが起った。そこで、七つのラッパを持っている七人の御使が、それを吹く用意をした。』(黙示録8:5-6)
祈りが金の鉢を満たした時、御心の成就が遂行されて行く。
祈りとは、天の神の御胸の遂行に参加するものであり、天権行使に、私達も関わる事ができる手段であるのだ。

小羊が巻物を受け取った瞬間、全礼拝者の礼拝の対象は、小羊へと集中する。
『彼らは新しい歌を歌って言った、「あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至るでしょう」。』(黙示録5:9-10)
彼ら(四つの生き物と長老たち)は、「新しい歌」を歌った。
彼らは前章でも、全能の神様に冠を投げ出して賛美したが、今度は、「新しい歌」を、小羊に向かって賛美している。
イエス様は、ほふられて下さった。そして、その流された血によって、私達・キリストにある聖徒達を「買い戻して」下さった。
そして贖われた聖徒達は天国民となり、祭司となり、地上を支配するのである。

人が支配者となる事。この事は、神様が世を創られ人間を創られた当初から、神様が意図されていた。
その事への、正統な復帰である。
なぜなら聖書の最初の書、最初の章に書かれている。
『神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。』(創世記1:26-28)


人は堕落して以来、全被造物は、神の荷姿から離れた人間たちの、恐怖政治にうめいている状態だった。
本来、人が罪を犯したから、人が断絶されるべきであるはずが、小羊が、神と人との間に立ち、身代わりにほふられた。
そして、贖われた聖徒達は王となり、祭司となり、神に属する民としての、正統な支配が戻ってきたのだ。
もはや、神の荷姿からかけはなれてしまった人間による不当な支配、恐怖政治に、悩まされる事は無い。
だから、全被造物は、その全ての解決をして下さった小羊に賛美するのだ。

幾万幾千の御使い達も、賛美を捧げているる。
『さらに見ていると、御座と生き物と長老たちとのまわりに、多くの御使たちの声が上がるのを聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍もあって、大声で叫んでいた、「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、さんびとを受けるにふさわしい」。
またわたしは、天と地、地の下と海の中にあるすべての造られたもの、そして、それらの中にあるすべてのものの言う声を聞いた、「御座にいますかたと小羊とに、さんびと、ほまれと、栄光と、権力とが、世々限りなくあるように」。四つの生き物はアァメンと唱え、長老たちはひれ伏して礼拝した。』(黙示録5:11-14)

このように天上では、贖われた人々、4つの生き物、そして、幾千万もの御使い達がおり、彼らは皆、小羊を賛美し、礼拝している。
ダビデが詩篇150で書いたように、全て造られし者が、色々な楽器を用いて賛美を捧げている。
ダビデはまさに、天上の礼拝の「型」を、地上で演じていたのだ。

小羊に賛美が集中する時、父なる神は、栄光をお受けになる。
ちょうど子供が運動会で一等賞を取った時、それを見ている親も栄光を受けるように。
『キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
それゆえに、神は彼を高く引き上げ、すべての名にまさる名を彼に賜わった。それは、イエスの御名によって、天上のもの、地上のもの、地下のものなど、あらゆるものがひざをかがめ、また、あらゆる舌が、「イエス・キリストは主である」と告白して、栄光を父なる神に帰するためである。』(ピリピ2:6-11)

キリストにあって聖徒とされた私達は、天においてどのような王国を治めるのかは分からない。
しかし私達は天を目指し、地上で任されている日々の「小さなこと」を、忠実に守り行うべきである。

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