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メッセージ - 暴走して何もかも破壊した後に残ったもの(士師記21:1-15)

暴走して何もかも破壊した後に残ったもの(士師記21:1-15)

カテゴリ : 
礼拝メッセージ説教音声配信 » 講解説教(旧約) » 士師記
執筆 : 
pastor 2014-12-19 23:20

礼拝説教メッセージ音声:暴走して何もかも破壊した後に残ったもの(士師記21:1-15):右クリックで保存

『かつてイスラエルの人々はミヅパで、「われわれのうちひとりもその娘をベニヤミンびとの妻として与える者があってはならない」と言って誓ったので、民はベテルに行って、そこで夕暮まで神の前に座し、声をあげて激しく泣いて、言った、「イスラエルの神、主よ、どうしてイスラエルにこのような事が起って、今日イスラエルに一つの部族が欠けるようになったのですか」。』(士師記21:1-3)

彼らは、どうしてイスラエルにこのような事が起ったのですか、と主に叫んだが、全て、自分達で引き起こした事ではなかっただろうか。

ベニヤミン族の悪行について興奮し、議論を飛ばし、彼らの罪に報復するまでは自分らは決して帰らない、と、戦いを仕掛けたのも自分達であるし、2度の敗北の末にやっと勝利した時には、当該の町以外にも攻め入り、女子供や家畜さえも虐殺し、自分の娘は、ベニヤミンには一切嫁がせない、と誓ったのも、自分達ではなかったか。
そのために、ベニヤミンは女子供は全員殺されてしまい、男たち600人ほどだけしか生き残りがなくなってしまった時に、はじめて後悔したのだ。

私達もよく、そのような過ちを犯しやすい。
怒るべき物事が起きたとき、御心を伺う事も、御言葉に聞く事さえしないで、自らを奮い立たせたり、人間同士で議論し意見を述べ合ったりして激昂し、暴走し、後に自分のしてしまった破壊の跡を見て「主よ、なぜこのような事が起きたのですか」と言ってのけるような事を。

『翌日、民は早く起きて、そこに祭壇を築き、燔祭と酬恩祭をささげた。』(士師記21:4)
この事は一見、信仰深いように見えても、実は、律法違反である。
申命記12章によると、主に捧げ物を捧げるのは、ただ主が選ばれた場所でのみ許されており、それ以外の場所に祭壇を築いていけにえを捧げる事は反逆に等しい行為である。
実際、ヨシュアの時代に、ルベン、ガド、マナセの半部族が、自前の場所に祭壇を築いた故に、全イスラエルを巻き込む戦争に発展しかねない事態にまで陥った事は、記憶に新しいはずだ。
彼らは一見、熱心に神に仕えている「つもり」でいて、実は御心にそぐわない事ばかりしているのだ。
このように、御心を外した「ひとりよがりの熱心」は、神にも人にも迷惑な害悪でしかない。

『そしてイスラエルの人々は言った、「イスラエルのすべての部族のうちで集会に上って、主のもとに行かなかった者はだれか」。これは彼らがミヅパにのぼって、主のもとに行かない者のことについて大いなる誓いを立てて、「その人は必ず殺されなければならない」と言ったからである。彼らはまた言った、「イスラエルの部族のうちで、ミヅパにのぼって主のもとに行かなかったのはどの部族か」。ところがヤベシ・ギレアデからはひとりも陣営にきて集会に臨んだ者がなかった。』(士師記21:5-8)

彼らは、今度は自分達が立てていたもう一つの誓い、すなわち、自分達と共に集まらなかった者は必ず殺されなければならない、という誓いを持ち出して、その者を探し出す事に取り掛かる。
彼らは主の御名を用いてはいるが、それは、主を敬っているからではない。
彼らは主の御旨よりも、自分達の意見を優先しており、自分の思い通りに行かせる道具として、主の御名を用いているに過ぎない。
あたかも、暴走族のリーダーが、自分の召集に集わなかった者をリンチする心情に似ているが、彼らは暴走族よりもひどいことに、町ごと殺してしまうのだ。

『そこで会衆は勇士一万二千人をかしこにつかわし、これに命じて言った、「ヤベシ・ギレアデに行って、その住民を、女、子供もろともつるぎをもって撃て。そしてこのようにしなければならない。すなわち男および男と寝た女はことごとく滅ぼさなければならない」。こうして彼らはヤベシ・ギレアデの住民のうちで四百人の若い処女を獲た。これはまだ男と寝たことがなく、男を知らない者である。彼らはこれをカナンの地にあるシロの陣営に連れてきた。』(士師記21:10-12)

彼らはつい先日、ベニヤミン族ごと虐殺してしまったのに、今度は、ヤベシ・ギレアデの住人を殺戮して、若い処女たちを奪って来てしまう。
もはやイスラエルは、兄弟同士で殺しあう事を何とも思わなくなってしまったようである。
彼らは、自分の立てた誓いの結果、不都合が生じた場合、自分が悔い改めるのではなく、その不都合分を補填するために、町ごと殺して、そこから若い処女たちを得たのだ。
彼らは自分達の立てた誓いのゆえに、イスラエルの一部族を虐殺し、一つの町を虐殺して若い処女たちを奪った。
もう、何が何やらである。

『そこで全会衆は人をつかわして、リンモンの岩におるベニヤミンの人々に平和を告げた。ベニヤミンの人々がその時、帰ってきたので、彼らはヤベシ・ギレアデの女のうちから生かしておいた女をこれに与えたが、なお足りなかった。こうして民は、主がイスラエルの部族のうちに欠陥をつくられたことのために、ベニヤミンをあわれんだ。』(士師記21:13-15)
彼らは、ベニヤミンのために女たちを得たつもりだったが、なお足りなかった。
そこで彼らはさらに、別の解決案を考案し、さらに良くない代償行為を積み重ねようとしている。

イエス様は言われた。
『また昔の人々に「いつわり誓うな、誓ったことは、すべて主に対して果せ」と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。いっさい誓ってはならない。・・・あなたがたの言葉は、ただ、しかり、しかり、否、否、であるべきだ。それ以上に出ることは、悪から来るのである。』(マタイ5:34-37)

結局、かろがろしく誓ったり、身勝手な口約束を乱発する事は、自分と他人をがんんじがらめにしてしまい、その結果色々な不都合が生じ、それを補填するために、さらに別の代償行為を乱発して、どんどんいびつな形になって行くという、負の連鎖が生まれてしまう。
だから、はいははい、いいえはいいえ、だけ言うべきで、それ以外は、悪から来るのだ。

自分の立てた誓いや、決まり事は、大勢を殺してでも尊守させ、それでいて、肝心の御言葉は実行しないというのは、パリサイ人の罠である。
『イエスは彼らに答えて言われた。「なぜ、あなたがたも、自分たちの言い伝えのために神の戒めを犯すのですか。・・・こうしてあなたがたは、自分たちの言い伝えのために、神のことばを無にしてしまいました。偽善者たち。イザヤはあなたがたについて預言しているが、まさにそのとおりです。『この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』」』(マタイ15:3-9)
「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。『わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。』とはどういう意味か、行って学んで来なさい。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」(マタイ9:12-13)

私達は自分の頭で考案した方法を人に押し付けたり、また自分自身それによって縛られるのでなく、御心を求め、御言葉を守り行う者でありたい。

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