メッセージ - 祝福の安定飛行(創世記26:23-35)

祝福の安定飛行(創世記26:23-35)

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執筆 : 
pastor 2012-7-26 23:05

礼拝説教メッセージ音声:祝福の安定飛行(創世記26:23-35):右クリックで保存

ペリシテ人の地ゲラルに長期間滞在していたイサクは、約束の地・カナン地方のベエル・シェバに戻ってきた。
「イサクは、そこに祭壇を築き、主の御名を呼んで礼拝した。彼はそこに天幕を張り、イサクの僕たちは井戸を掘った。」(創世記26:25)
イサクは約束の地のこの場所に腰を落ち着け、定住する準備を始めるが、彼が成した事の順番には、私達も守るべき重要な優先順位が現れている。

彼が居を構えるに当たり、真っ先に建てたのは「祭壇」だった。
祭壇とは主を「礼拝する場」であり、それをまず建て、その後に天幕、すなわち「自分が住む家」を構築し、そして次に、「生活に必要なもの」である井戸を整えた。
この順番を誤ると、ハガイ書にてイスラエルが叱責された時のような出来事が起こる。

「今、お前たちは、この神殿を/廃虚のままにしておきながら/自分たちは板ではった家に住んでいてよいのか。今、万軍の主はこう言われる。お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。種を多く蒔いても、取り入れは少ない。食べても、満足することなく/飲んでも、酔うことがない。衣服を重ねても、温まることなく/金をかせぐ者がかせいでも/穴のあいた袋に入れるようなものだ。
万軍の主はこう言われる。お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。山に登り、木を切り出して、神殿を建てよ。わたしはそれを喜び、栄光を受けると/主は言われる。」(ハガイ1:4-8)

イサクはゲラルにいた時、祝福されたが故に周囲からねたまれ、追い出され、井戸を奪われたりしたが、それでも、言論で戦ったり武力で報復したりは一切せず、正しく裁いて下さる主にお委ねしていた。
誰かから理不尽な目にあわされた時に、主の御言葉の故に自分を下ろし成り行きを主に委ねる場合、「これで良かったのだろうか」と、一抹の鬱積や不満が残る事もある。
イサクももしかしたら、ゲラルで受けた理不尽な応対を思い返すに当たり、そのような鬱積があったかもしれない。

主はそんな彼に現れ、言われた。
「わたしは、あなたの父アブラハムの神である。恐れてはならない。わたしはあなたと共にいる。わたしはあなたを祝福し、子孫を増やす/わが僕アブラハムのゆえに。」(創世記26:24)
イサクはその言葉に、どんなに励まされた事だろう。
主が与えて下さったは、言葉の約束ばかりではない。
イサクがゲラルで取ってきたスタンス、つまり、あたかも右の頬を打たれたら左の頬も差し出すような、人の目からは愚かに見えるまでに平和を貫き通したそのスタンスは、決して間違っていなかった、という主からの示しが、明確に、目に見える形として、向こうからやって来た。

『アビメレクが参謀のアフザトと軍隊の長のピコルと共に、ゲラルからイサクのところに来た。イサクは彼らに尋ねた。「あなたたちは、わたしを憎んで追い出したのに、なぜここに来たのですか。」』(創世記26:26-27)
アビメレクはイサクを追い出したも同然であった(16節)し、イサクは彼らに奪われた井戸に「争う」「敵意」という名前をつけたほど、ペリシテ人の行状には、明らかにイサクに対する憎しみが込められていた。
ところが彼らは、あたかもそんな事は無かったかのような物言いをしている。

「主があなたと共におられることがよく分かったからです。そこで考えたのですが、我々はお互いに、つまり、我々とあなたとの間で誓約を交わし、あなたと契約を結びたいのです。」(28節)
彼らは、主が明らかにイサクと共におられる事を、恐れたわけである。
以前は、自国の中にイサクという強い集団が居着いている事が脅威だったので、追い出す事で衰えさせようと思ったのかもしれない。
ところがイサクはますます祝福され、栄えたため、そんな彼らが敵対的な心情を持ったままでいる方が、もっと脅威だ、と思ったのだろう。

「以前、我々はあなたに何ら危害を加えず、むしろあなたのためになるよう計り」(29節)
・・・確かに危害は加えなかったが、祝福を妬んで多くの井戸を埋め、奪ったのではなかっただろうか。
「あなたを無事に送り出しました。」(同)
・・・16節のアビメレクの言葉を見ると、とても無事に送り出したとは言えない。
「そのようにあなたも、我々にいかなる害も与えないでください。あなたは確かに、主に祝福された方です。」(同)
実に、つっこみ所満載な言い分であるが、しかしイサクはそうした事を一切問わず、彼らのために祝宴を催し、互いに誓いを交わして、彼らを安らかに去らせたのだ。

なんともお人好しな、おおらかなイサクである。
しかし、彼のその生き方こそ、安楽な祝福の生涯を全うする生き方である。
彼について記された書面の分量は、アブラハム・イサク・ヤコブの中では最も短く、波瀾万丈さが一番無いため、第三者が彼の生涯を「ストーリー」として見る分には、最もつまらないかもしれない。
しかし、イサクは最も長生きし(アブラハム175年、イサクは180年、ヤコブは147年)、波瀾万丈な乱気流に巻き込まれる事なく、ずっと祝福の安定飛行をキープしていたため、彼について書き記す分量は当然少なく、そして彼は安泰な生涯を全うしたのである。

「柔和な人々は、幸いである、/その人たちは地を受け継ぐ。」(マタイ5:5)
イサクのように、祝福の安定飛行をキープするコツは、この御言葉に集約される。

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